- 2022/05/18 掲載
東急建設、設計初期段階でのエネルギーシミュレーションツール「TC-BES」を開発
昨年4月の「建築物省エネ法」改正など脱炭素社会に向けた取り組みが推進される中、建設業が取り組むCO2削減対策の一つとしてZEB普及が挙げられますが、その実現に向けては、設計初期段階で建築物のエネルギー消費量低減に関する検討を行う必要があります。当社はこのお客様のニーズに対応するため、設計初期段階における一次エネルギー消費量含む、各種エネルギー消費量低減のケーススタディーを、複数案比較・改善可能なシミュレーションツールの開発を行いました。
本ツールはBIMから生成したエネルギーモデルと、当社が過去に携わったZEB案件のデータベースを利用し、「Open Studio」(エネルギー消費性能計算プログラム)にて解析を行う一連のフローを自動化することで、短時間で簡易に最適なZEB提案をすることが可能となります。
当社では、長期経営計画で、「3つの提供価値」のひとつに「脱炭素」を、また「競争優位の源泉」では「デジタル技術」を掲げております。今回はその両領域、建築事業の脱炭素・デジタルシフトを加速させるための取り組みであり、今後お客様のニーズに即した最適なZEBを迅速に提案していきます。
※1 OpenStudio:米国エネルギー省のオープンソースアプリケーション
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