- 2022/05/19 掲載
日本工営、アークノハラと連携し自動運転バスを活用した実証実験を実施
本実証実験は、県内複数の地域で自動運転バスの実証実験を行い、2025年度に自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を目指す「栃木県ABCプロジェクト(*1)」の一環で実施するものです。グリーンスローモビリティ(低速で走る電気バス)と自動運転技術(自動運転レベル2(*2))を活用し、観光客が塩原温泉郷を周遊できる新たな交通手段の導入可能性について検討します。環境配慮型グリーンスローモビリティの「eCOM-10」に、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターが開発した自動運転システムを搭載した自動運転バスを1日8回、往復運行します。
日本工営は本実証実験において、これまでの自動運転移動サービスに係る実証実験運営等の実績を生かし、塩原温泉郷を周遊する自動運転バスの運行やそれに係る準備、効果検証を行います。アークノハラは、自動運転バスが近づくと点灯・表示する「ICT LED 電光掲示板(*3)」を提供します。走行ルートにICT LED 電光掲示板を設置し、見通しの悪いカーブにおける安全対策および、観光施設「湯っ歩の里」における自動運転バスの接近状況の案内に協力します。
日本工営とアークノハラは、本実証実験を通じて、自動運転移動サービスの実現による社会課題の解決を目指し、より多くの方々の安全・安心な生活に貢献してまいります。
*1:栃木県ABCプロジェクト
栃木県では自動運転システム(Autonomous)を導入した路線バス(Bus)の本格運行を目指した挑戦(Challenge)を行っています。このプロジェクトでは、県内の路線において、2025年度の自動運転バスの本格運行を目指し、2020年度~2023年度の間、自動運転バスの実証実験を進めています。
栃木県ABCプロジェクトHP:http://abc-project.tochigi.jp/index.html
*2:自動運転レベル2
人が運転の主体となり、特定の限定領域において「前後」と「左右」の運転操作や障害物等の検知をシステムが担い、走行するレベルを指す。
*3:ICT LED 電光掲示板
「ICT LED 電光掲示板」は自動運転バスに搭載したスマートフォン(位置情報端末)と通信を行い、自動運転バスが接近した時だけ、文章を表示することができます。本実証実験では、見通しの悪いカーブ付近の安全対策として「ICTLED 電光掲示板」を設置し、一般車両に対して自動運転バスの接近情報を案内します。リアルタイムでの情報提供は、常時点灯している表示機に比べ、一般車両のドライバーの注意を惹きやすくなります。また、観光施設「湯っ歩の里」における利用者向けの情報提供手段として「ICT LED 電光掲示板」を設置します。「まもなく 到着します」など、自動運転バスの接近情報を案内します。
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