- 2025/05/23 掲載
ChatGPT・Gemini・Claude・Copilot…結局どれが最強? カスタムチャット徹底比較
連載:グーグルの生成AIトレンドガイド
生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース エキスパート コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン『TechComm-R』運営。X(Twitter)は@sakaicat
Gemini「Gem」:プロンプト自動生成が便利
Geminiには、「Gem」とよばれるカスタムチャット機能が用意されている。サイドバーの「Gemマネージャー」から作成が可能だ。新規作成画面を開くとカスタム指示を入力するテキストボックスが現れるが、すべて自力で書く必要はない。Gemはユーザーが入力した指示をより最適な形に書き換えるプロンプトジェネレーターを備えている。そのチャットで行いたいことをシンプルに記入した後、右下のペンのボタンをクリックすれば、詳細なプロンプトに書き換えられる。
たとえば、「議事録や企画書、報告書などのビジネス文書の校正および内容チェックを実施したい」と入力して書き換えを行えば、「提出された文書をていねいに読み込み、文法、句読点、スペルミス、用語の誤りなどをチェックします」「明確かつ具体的な修正案を提示し、必要に応じてその理由を説明します」などの項目が並んだ、約30行のプロンプトが出力される。
回答する際の情報源として使用するファイルをアップロードすることも可能。PCに保存しているファイルのほか、Googleドライブ上のドキュメントの追加も可能だ。
設定が完了したら、右側のプレビュー画面から作成したカスタムチャットを試し、意図したとおりの回答が行われるかを確認できる。
最後に「保存」をクリックすれば、作成したカスタムチャットが保存される。ただし、現時点では、作成したカスタムチャットを他のユーザーに共有して使ってもらう方法は用意されていない。そのため、あくまでも自分専用として作成して使うためのものとなる。
【次ページ】ChatGPT「GPTs」:対話形式で簡単に作成できる
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