- 2022/05/23 掲載
戸田建設・富士通・きんそく、AIモデルを用いた地中埋設探査システム開発
■開発の背景
日建連などの調査によると、建設現場では工事前における埋設管位置の確認不足や図面・台帳の施工記録の不整合などにより、年間150件(※1)近くの埋設管損傷事故が発生しています。それらの損傷事故を未然に防ぐために埋設管の事前調査が行われており、代表的な調査方法の一つに地中レーダー探査装置による計測方法があります。地中に照射したレーダー反射の変化で現れる双曲線の波形画像から埋設管位置を推定するものですが、地中レーダー探査装置で現地計測を行った後に取得される数多くの波形画像データを基に専門技術者が目視により埋設管判定しているため、解析業務の負荷低減や技術者不足の解消、また客観性の担保と信頼性向上などが課題となっています。
※1 「2020年中における建設工事に伴う地下埋設物・架空線事故の発生状況」、2021年5月、(一社)日本建設業連合会他
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