- 2022/05/25 掲載
ユーロ圏の住宅価格は割高、金利上昇で下落も=ECB
ウクライナ戦争の影響で経済見通しが悪化したり、インフレが予想を大幅に上回った場合、資産価格がさらに下落するとも警告した。
ECBは住宅価格と所得の関係を基に、ユーロ圏の住宅価格が平均で15%近く、一部の国では最大60%過大評価されていると分析。
住宅ローン金利がインフレ調整後で10ベーシスポイント(bp)上昇するたびに住宅価格が0.83─1.17%下落する可能性があるとの見方を示した。
「実質金利が突然上昇すれば、短期的に住宅価格の調整が起きる可能性がある。現在の低金利では大幅な住宅価格の反転が起きる可能性が高い」としている。
国別では、スロバキア、エストニア、リトアニアで住宅価格と住宅ローンの双方が急激に伸びている。国内総生産(GDP)比で家計の債務が特に高いのはオランダ、キプロス、ギリシャという。
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