- 2022/05/26 掲載
ロシア中銀、11%に利下げ=通貨安定受け臨時会合
【ロンドン時事】ロシア中央銀行は26日、金融政策を決める臨時会合を開き、主要政策金利を3%引き下げ、年率11%とすることを決定した。27日から実施する。外国為替市場で通貨ルーブルが安定を取り戻したことで、通貨防衛のためにいったん引き上げた政策金利の正常化を進める。
ウクライナ侵攻に対する西側諸国の制裁で、ルーブルは2月28日に暴落。このため、中銀は政策金利を9.5%から20%に一気に引き上げた。ただ、その後は段階的に金利を引き下げてきた。
中銀は声明で、「外為市場でのルーブルの値動きと家計・企業のインフレ期待の低下を背景に、物価上昇圧力が緩和された」と指摘。さらなる利下げの可能性も示唆した。
【時事通信社】 〔写真説明〕ロシア中央銀行の本部=2月28日、モスクワ(AFP時事)
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