- 2022/05/30 掲載
アングル:世界の株式ファンド、7週ぶりに資金流入 相場反発で
リフィニティブ・リッパーによると、資金流入額は61億6000万ドル。4月6日の週以来初めの流入超となった。
MSCIオールカントリー・ワールド・インデックスは、週間で3%以上上昇。過去7週間では12.7%下落していた。インフレ抑制に向けた積極利上げで世界経済が鈍化するとの懸念が背景だった。
ジェフリーズによると、新たな株式上場投資信託(ETF)が設定されたことも、資金流入につながった。
株式ETFへの資金流入は157億6000万ドルで、9週間ぶりの高水準だった。
米国株ファンドは46億1000万ドルの流入、アジア株ファンドは12億2000万ドルの流入。欧州株ファンドは1億3000万ドルの流入にとどまった。
中国株ファンドは5億8000万ドルの流入。7週間ぶりの流入超だった。
工業株は7億1300万ドルの流入。金融株は17億4000万ドルの流出、テック株は14億4000万ドルの流出だった。
一方、債券ファンドは99億4000万ドルの流出と、8週連続の流出となった。
短期債・中期債ファンドは51億4000万ドルの流出、高利回りファンドは21億8000万ドルの流出。
物価連動債ファンドは5億9000万ドルの流入。国債ファンドは38億5000万ドルの流入と、5週連続の流入。
マネーマーケットファンド(MMF)は231億3000万ドルの流入。4週間ぶりに流入超となった。
コモディティーファンドでは、金・貴金属ファンドが13億6000万ドルの流入。5週間ぶりに流入超となった。エネルギーファンドは2900万ドルの資金流出。
新興市場ファンド2万4276本の分析によると、債券ファンドは15億ドルの流出。株式ファンドは3億3200万ドルの流出と、7週連続の流出となった。
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