- 2022/06/03 掲載
韓国CPI、5月は5.4%上昇 14年ぶり伸び率
[ソウル 3日 ロイター] - 韓国統計局が3日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年比5.4%上昇した。伸び率は約14年ぶりの大きさで予想の5.1%も上回った。
4月は4.8%上昇だった。
伸び率は2008年8月以来の大きさで、中央銀行の目標である2%を14カ月連続で上回った。
変動の激しいエネルギーと食品を除いたコアCPIは3.4%上昇し、09年2月以来の高い伸びを記録した。
大信証券のエコノミストは「きょうの統計を受けて利上げが加速されるとはみていないが、中銀はインフレが7月ごろにピークアウトする兆しが出るか注視しつつ引き締めスタンスを維持する必要がある」と指摘。年内にあと2回利上げがあると予想した。
中銀総裁と企画財政相はいずれもインフレ率が数カ月間5%を上回って推移するとの見通しを示しており、中銀は先週、今年のインフレ予想を従来の3.1%から4.5%に大きく引き上げた。
中銀は昨年8月以降、5回の利上げで政策金利を計1.25%ポイント引き上げ、追加利上げを示唆している。
関連コンテンツ
PR
PR
PR