- 2022/06/08 掲載
マスク氏、ツイッター買収撤回示唆で資金調達協議も中断=関係者
マスク氏は、ツイッターが偽ないしスパム(迷惑)アカウントの割合について同社の推計をきちんと裏付けるデータを提供しない限り、買収契約解除もあり得ると発言している。
同氏が提示した買収額は440億ドル。この一部を借り入れを通じて用意したが、残りの335億ドルを現金で支払わなければならない。同氏の個人資産は2180億ドルとされるが、大半をテスラ株が占めるため、流動性に難がある。
関係者の話では、そこで同氏はアポロ・グローバル・マネジメントが主導するプライベートエクイティ(PE)企業のグループに優先株を発行して20億─30億ドルを調達し、自己資金拠出額を減らそうとする話し合いを行ってきた。ただツイッター買収が実現するかどうかはっきりするまで、この協議は保留されることになった。
買収計画の雲行きが怪しくなってきたため、同計画に融資する130億ドルを用立てようとしていた銀行団も事態が明確になるまで手続き開始を待っている、と関係者は述べた。
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