- 2022/06/15 掲載
米フリーポートLNGのプラント休止長引く、年末の全面再稼働目指す
8日に発生した事故直後は稼働停止が少なくとも3週間続くとの見立てだった。しかし現段階では、9月までは全く操業できず、年末までに全面的な再稼働を目指すとしている。
フリーポートLNGは事故原因についてLNGを移送するパイプ内部の圧力が高まり過ぎて破裂したためだと説明し、処理施設には損傷が生じていないと述べた。
同プラントは1日当たり21億立方フィートの天然ガスを液化加工して輸出に振り向けることができる。米国のLNG輸出の約2割を占め、最近は欧州側がロシア産の代わりに購入する動きを強めていた。このため、稼働停止が長引く見通しを受け、欧州ではガス先物価格が急騰した。
ライスタッド・エナジーによると、同プラントはここ数カ月ほぼフル稼働状態が続き、3月に1日当たり8億1000万立方フィートだった欧州向けLNG輸出は5月に11億7000万立方フィートに拡大した。
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