- 2022/06/15 掲載
円安進行、135円台半ば=24年ぶり水準―NY市場
【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が1ドル=135円台半ばに下落し、1998年10月以来約24年ぶりの円安水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げに踏み切るとの観測が広がり、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いの動きが加速した。午後5時現在は135円43~53銭と、前日同時刻比1円04銭の円安・ドル高。
FRBがインフレを抑制するため、市場が想定していた0.5%ではなく、0.75%の大幅利上げに踏み切るとの観測が拡大。金利収入が見込めるドルを買い、円を売る動きが強まった。
日銀は14日、臨時の国債買い入れを実施し、長期金利の上昇を抑え込む姿勢を鮮明にしている。市場では「日本の当局が為替介入に踏み切らない限り、さらに円安が進むリスクが高い」(欧州系金融機関)との声が出ている。
対ユーロは1ユーロ=141円03~13銭と、1円11銭の円安・ユーロ高。
【時事通信社】
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