- 2022/06/28 掲載
物価の刈込平均値、5月は+1.5% 2カ月連続で最高更新=日銀
一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。
「刈込平均値」は、ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布で上下10%を機械的に除いた平均値。分布の真ん中に位置する「加重中央値」はプラス0.4%で、こちらも2カ月連続で01年以降の最高を更新した。
品目別分布で最も頻度の多い上昇率である「最頻値」はプラス0.5%で16年3月以来の高水準。
日銀は物価の基調を正確に把握するため、生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)だけでなくさまざまなコア指標を総合的に見ている。5月のコアCPIは前年同月比プラス2.1%で伸びは前月と変わらなかったが、日銀が目標とする2%を2カ月連続で上回った。
(和田崇彦)
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