- 2022/07/02 掲載
米ISM製造業景気指数、6月は2年ぶり低水準 新規受注低調
新規受注指数が約2年ぶりに拡大と縮小の節目である50を下回り、連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めで景気が冷え込みつつあることが改めて確認された。
消費の対象がモノからサービスに回帰していることが減速の一部要因になっていると見られるが、このところの経済指標で金利上昇による需要減退が示されている。
先行指標となる新規受注指数は49.2と、55.1から低下。20年5月以来初めて50を下回った。ただ、受注残は安定的に増加し続けている。
供給業者の納入を示す指数は57.3と、65.7から低下。50を上回ると納入の遅れを意味する。
価格指数は78.2と、82.2から低下。インフレがピークを付けた可能性があることが示唆された。
雇用指数は47.3と、49.6から低下。労働力需要の減退と人手不足が重なり、20年11月以来の低水準を付けた。
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