- 2022/07/06 掲載
Zホールディングス、「Zホールディングスグループ AI倫理基本方針」を公表
Zホールディングス株式会社(以下、ZHD)は、ユーザーのプライバシーを尊重しながらAIを安全に活用するための方針として、「Zホールディングスグループ AI倫理基本方針」(以下、本基本方針)を策定いたしました。本基本方針はZHDグループにおけるAIの正しい利用を促進するとともに、負の側面を抑止する指針を示し、今後定める具体的な自主ルールの理念となるものです。
<策定の背景および経緯>
近年、AI技術の急速な発展とそれを可能にするデータ量の増加により、国内外におけるさまざまな産業においてAI活用が進み、労働力不足の解消や社会の利便性向上、社会課題の解決が期待されています。一方で、AIが差別的な評価や選別を意図せずに行ってしまい、人権を侵害する可能性があることも指摘されています。こうした倫理的問題の解決などを目的とするガイドラインの整備、法規制の検討が国内外で進んでいます。
ZHDは、デジタル社会におけるAI技術の活用に際し、ユーザーの皆様に安心してサービスを利用していただくために必要な基本方針の明確化と、実効性のある自主ルールを策定することを目的として、昨年6月「AI倫理に関する有識者会議」を設置(※)し、卓越した知見を有する専門家とともに、本基本方針について計5回にわたり議論を重ねてまいりました。
※Zホールディングス、「AI倫理に関する有識者会議」を開催
https://www.z-holdings.co.jp/news/press-releases/2021/0623/
<基本方針の趣旨>
本基本方針では、ユーザーのプライバシーを尊重しながらAIを安全に活用し、情報の多様性を活かすことによって、一人ひとりが多様な幸せを得られる社会の実現に貢献することを宣言しています。
また、本基本方針は8項目からなり、特定の属性や個人に不当な差別や不適切なバイアスがかからないよう「公平性と公正性の追求」や、「安全性とセキュリティの確保」、「プライバシーの保護」などを定めています。この公平性や公正性に加え、高い透明性を維持していくため、AI活用の状況について引き続き有識者会議など外部からのご意見をいただきながら、本基本方針の下に、具体的な自主ルールを順次定めてまいります。
ZHDグループは、すべてのサービスにAIを実装し、ユーザーの日常生活、企業活動、そして社会自体をアップデートし、「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニー」になることを目指します。
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