- 2022/07/06 掲載
巨額損失アルケゴスと創業者を元幹部が提訴、賞与5000万ドル未払いで
提訴したブレンダン・サリバン氏によると、フアン氏は当時、従業員に一部賞与の受け取りを遅らせる積み立てプランへの参加を実質的に強要。どの程度の賞与を繰り延べるかを賞与支給前に従業員に決めさせ、各人とも最低25%分が延滞プランに組み入れられていた。フアン氏はプランの積立金が流動性の高い株式のみで安全に運用されると約束したが、同社事業が崩壊した時点でプランは5億ドルの損失になっていたという。
サリバン氏によると、フアン氏は絶対服従を求めるカルト的な社内文化を作り上げ、アルケゴスを私物化。従業員は聖書を読む会への参加を要請された。保養地の合宿にも強制参加させられ、そこで神とフアン氏とアルケゴスに忠誠を誓えば称賛され、宣誓を渋ると信用できない人間で職業的に欠陥があると烙印を押されたという。会社を辞めようとしたり未払い給与の支払い請求をしたりしようと考える従業員は、アルケゴスに脅迫されたとしている。
フアン氏と同社の当時の最高財務責任者(CFO)は詐欺罪で起訴されたが、無実を主張している。
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