- 2022/07/07 掲載
米ISM非製造業指数、6月は2年ぶり低水準 雇用鈍化の可能性
ロイターがまとめたエコノミスト予想は54.3だった。予想は上回ったものの、新型コロナウイルスの感染第1波に見舞われた2020年5月以来の低水準となった。
米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めスタンスを取る中、景気後退をにらみつつ労働需要が減退している可能性を示している。
新規受注指数は5月の57.6から6月は55.6に低下したが、依然として高水準にある。受注残が急増し、輸出も引き続き増加した。
一方、雇用指数は5月の50.2から6月は47.4に低下し、こちらも20年7月以来2年ぶり低水準となった。同指数が50を下回るのは今年に入って3回目。ただこれは、労働需要の鈍化または根強い労働者不足のいずれかの兆候である可能性がある。
供給業者の納入を示す指数は5月の61.3から6月は61.9に上昇した。
価格指数は5月の82.1から6月は80.1へと低下し、21年9月以来の低水準となった。
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