- 2022/07/08 掲載
街角景気、4カ月ぶり悪化=食品・日用品値上げ影響―6月
内閣府が8日発表した6月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比1.1ポイント低下の52.9と4カ月ぶりに悪化した。食品や日用品の値上げが相次ぎ、景気が悪化したとの受け止めが広がった。
調査期間は6月25~30日。足元の新型コロナウイルス感染拡大は反映されておらず、基調判断は「緩やかに持ち直している」に据え置いた。
現状判断指数の内訳は、家計動向関連が0.4ポイント低下。資材価格高騰を背景に企業動向関連は2.4ポイント、雇用も3.3ポイントのそれぞれ低下となった。
2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は4.9ポイント低下の47.6。各地からは「電気料金や商品価格の値上げで客の生活防衛意識は今以上に強くなり、消費は落ち込む」(中国地方のスーパー)といった懸念の声が上がっている。
【時事通信社】
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