- 2022/07/11 掲載
英中銀の気候変動ストレステスト、トレーディングも対象の可能性
中銀が5月に公表した金融機関の気候変動対応に関する第1回ストレステスト(健全性審査)によると、HSBC、ロイズ、バークレイズ、ナットウエストなどの保険会社や銀行は、対策を講じなければ今後30年間で総額3340億ポンドの損失に直面する可能性がある。
ブリーデン氏は、銀行ごとの結果は「長期的な目標」で、企業は最初の気候変動テストから得た教訓を組み込む時間が必要だと指摘。「単なるテストの再実施ではなく、企業がリスク管理やリスク計測をより良くする機会を持つようにしたい」とロイターに述べた。
ブリーデン氏によれば、最初のテストではローンブックを含み、トレーディングを除くという選択をしなければならなかった。年内の会議で気候変動リスクを資本要件と関連付ける可能性を検討する予定という。
欧州中央銀行(ECB)は8日、ユーロ圏の銀行に対する初の気候変動ストレステストの結果を公表。今年炭素価格の急上昇と洪水や干ばつが重なった場合、大手行は少なくとも700億ユーロ(711億ドル)の損失を被ると指摘した。
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