• 2022/07/22 掲載

ユーロ圏PMI、7月は総合・製造業が50割れ インフレが重し

ロイター

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[ロンドン 22日 ロイター] - S&Pグローバルが22日発表した7月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は予想に反して好不況の分かれ目となる50を下回った。

製造業が一段と縮小したほか、サービス業もほぼ停滞した。コスト急増で消費者が支出を抑制していることが背景。

7月の総合PMIは49.4と、前月の52.0から低下し2021年2月以来の低水準。ロイターがまとめた市場予想の51.0を大幅に下回った。

S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏経済は第3・四半期に縮小しそうだ。7月の企業活動は縮小し、先行指標も今後数カ月の一段の悪化を示唆している」と指摘。

「新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)の時期を除けば、2013年6月以来初の50割れとなる。ユーロ圏経済は四半期ベースで0.1%のマイナス成長となる」と述べた。

サービス業PMIは50.6と、前月の53.0から低下し、15カ月ぶりの低水準。ロイターがまとめた市場予想の52.0を下回った。

生計費の上昇で消費者は慎重になっており、生活費需品以外の支出を切り詰めている。サービス業の新規受注指数は48.4と、前月の51.8から低下、21年2月以来の低水準となった。

製造業PMIは49.6と、前月の52.1から低下し、約2年ぶりに50を下回った。生産指数は46.1と、前月の49.3から低下し、20年5月以来の低水準。

ロイターがまとめた製造業PMIの市場予想は51.0だった。

製造業の1年先の見通しは楽観から悲観に変わった。先行き生産指数は49.7で、前月の51.5から低下した。

ウィリアムソン氏は「企業の1年先の予想は過去10年であまり例のない水準に落ち込んだ。エネルギー供給とインフレに対する懸念拡大や金融状況の引き締まりなどを背景に、経済見通しに対する懸念が強まっている」と述べた。

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