- 2022/07/25 掲載
ロシア中銀、外国銀行の国内事業売却を個別審査へ=総裁
財務省はこのほど、ロシアの銀行が海外で通常業務できない限り、外国銀行によるロシア子会社の売却を阻止する方針を表明した。
イタリアのウニクレディトとインテーザ、米シティ 、オーストリアのライファイゼンはロシアから撤退する方法をなお模索しているが、仏ソシエテ・ジェネラルや英HSBCなどは出口を見いだした。
ナビウリナ氏は財務省の方針について問われ「全ての決定は個別に行う」との立場を説明。ロシアの銀行の海外子会社に欧米当局が取る対応を考慮に入れて国内案件を審査するとした。
関係筋は先に、ロシア中銀には外資系銀行の国内事業を管理下に置くよう求める声があるが、中銀は預金引き出しにつながることを懸念して抵抗していると明らかにしていた。
ナビウリナ氏は「現時点で外国銀行の子会社を外部管理の下に置く根拠はない」と述べた。
クレディ・スイスは一方、ロシアの裁判所にロシア子会社の株式売却を禁止された。
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