- 2022/08/01 掲載
中国アリババ、米上場維持に努めると表明 当局の廃止警告受け
米証券取引委員会(SEC)は7月29日、外国企業説明責任法(HFCAA)に基づき上場廃止リスクがある企業のリストにアリババを追加指定したと発表。 米国に上場する中国企業270社強がこれまでリストに指定されている。
HFCAAは外国企業が3年連続で米国の監査基準を満たさない場合、米国の取引所から上場廃止にすることを目的としている。
アリババは1日、リスト指定は基準不適合の1年目と見なされたという意味だとした上で、「引き続き市場の動向を注視し、適用可能な法令を順守し、ニューヨークと香港での上場維持に努める」と表明した。
米規制当局はニューヨーク上場の中国企業に監査調書の全面提供を求めてきたが、中国当局は国内監査法人にある監査調書を外国当局が検査することを拒んできた。
米国の規則では、中国企業は2024年初めまでに監査要件を満たす必要があるが、議会はこの期限を23年に繰り上げる可能性のある超党派法案を審議している。
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