• 2022/08/02 掲載

JFEエンジニアリングとアーバンエナジー、蓄電池ビジネスに本格参入

JFEエンジニアリング、アーバンエナジー

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 JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区、以下「JFEエンジニアリング」)と新電力子会社のアーバンエナジー株式会社(社長:小林 厚、本社:神奈川県横浜市、以下「アーバンエナジー」)は共同で、蓄電池ビジネスに本格参入いたします。

 昨今、国内の電力業界を取り巻く環境は大きく変化しており、出力制御(※1)を要するほど再生可能エネルギーの導入が進む一方、安定的な電力の供給力不足が懸念される事態が生じています。電力の安定供給を堅持しながら、カーボンニュートラルの実現に向けて、さらに再生可能エネルギーを加速度的に導入していくためには、需要と供給を一致させるための調整力が必要であり、安定して調整力を供出できる蓄電池が注目されています。

 これまで、アーバンエナジーは実証用小型蓄電池を導入し、電力卸市場の価格予測や需要予測を踏まえ、手作業で充放電計画を策定していました。今回、JFEエンジニアリングとアーバンエナジーは蓄電池ビジネスへ本格参入をするにあたり、充放電計画の高精度化・自動化を実現するため、JFEエンジニアリングの鶴見製作所構内に大型蓄電池を設置し、共同でマルチユースEMS(※2)の開発に着手し、2023年春の運用開始を目指します。

 両者が開発するマルチユースEMSは、需要予測や市場価格予測、気象予測等のデータを用いて、その時々に応じた運転方法を自動で判断し、充放電計画の立案を行う機能を備えています。この機能により、需要家消費電力のピークカット(※3)、電力卸市場の活用、容量市場への対応を最適に組み合わせることが可能で、将来的には需給調整市場にも対応する予定です。

 本取り組みを通じて、JFEエンジニアリングがこれまで培ってきたEPC(調達・設計・建設)ノウハウと、アーバンエナジーが有する電力運用ノウハウを融合させることで、グループとして蓄電池の計画立案・EPC・最適運用まで一貫したソリューションを実現し、マルチユースEMSを組み込んだ蓄電池システムの外販も目指します。

 JFEエンジニアリンググループは、再生可能エネルギー電源の開発・運営・販売をはじめ、地域の脱炭素化を推進する地域新電力事業等、様々な取り組みを通じて、カーボンニュートラルの実現に向け貢献してまいります。

※1 出力制御・・・電力の需要と供給をバランスさせるために、発電量を制御すること。

※2 EMS・・・「エネルギーマネジメントシステム」。最適な充放電計画を策定し、蓄電池に対し充放電を指示するシステム。

※3 ピークカット・・・最大需要電力を削減することで、電気料金のうち、基本料金の低減につなげること。

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