• 2022/08/03 掲載

JFE、今期純利益は前年比半減へ 鋼材市況軟化や原材料高響く

ロイター

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[東京 3日 ロイター] - JFEホールディングスは3日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比51.4%減の1400億円になるとの見通しを発表した。海外鋼材市況の軟化や原材料高が収益を圧迫する。

IBESがまとめたアナリスト10人の連結純利益予想の平均値は1705億円だった。5月時点では、ウクライナ情勢で需要や原材料価格の行方が不透明なことから、通期見通しの公表を見送っていた。

通期の単独粗鋼生産見通しは2600万トン弱で前期の2588万トンと同水準を見込んでいる。事業利益は2350億円(前年比43.6%減)を計画している。

寺畑雅史副社長は会見で「今後鋼材需給は緩やかな回復を見込んでいるが、中国の粗鋼生産や需要動向、自動車生産の部品供給制約の影響は要注視だと思っている」と述べた。

中国については、ゼロコロナ政策の影響を受けて内需が低迷し、鋼材市況の悪化や輸出量の増加につながったという。今後は、鋼材生産抑制方針の下で減産に転換。景気対策による内需回復もあり、鋼材市況は回復するとみている。

鋼材平均価格は、上期で1トンあたり13万円程度(前年同期は9万4500円)と大きく上がる見通し。寺畑副社長は「主原料価格の変動は円安影響も含め上期中には転嫁できる」と述べた。

4―6月期の連結事業利益は1166億円(前年同期比32%増)、純利益は1152億円(同9.6%増)となった。販売価格の改善や原料炭高騰影響による棚卸資産評価差益が出た。

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