英中銀、０．５％の大幅利上げ＝物価高騰で２７年ぶり

【ロンドン時事】英イングランド銀行（中央銀行）は４日、政策金利を現行の１．２５％から１．７５％に引き上げると発表した。通常の２倍となる０．５％の利上げは、１９９５年２月以来、約２７年ぶり。物価上昇圧力が一段と強まっているとみて、金融引き締めを加速させる。

前日までに開いた金融政策委員会で決めた。利上げは２０２１年１２月以来、６会合連続。９人の政策委員のうち８人が賛成し、１人は０．２５％の利上げを主張して反対した。声明は「必要に応じてインフレ圧力に力強く対応する」と強調、９月以降の会合でさらに引き上げる可能性を示唆した。

【時事通信社】 〔写真説明〕英イングランド銀行＝ロンドン（ＥＰＡ時事）