- 2022/08/05 掲載
環境債、発行は2割未満=日銀が初調査
日銀は5日、環境債など気候変動関連の金融市場動向の調査結果を初めて公表した。民間企業など債券の発行体のうち、環境関連債の発行について「実績あり」と回答したのは18%にとどまり、「実績なし」が全体の8割超に上った。
発行しなかった理由は「資金調達のニーズがない」「適したプロジェクトがない」などが上位だった。一方、投資家のうち、環境関連債について「投資実績あり」と回答したのは62%に達した。投資の理由は「社会的・環境的な貢献」を挙げる回答が多かった。
日銀は、環境債の市場活性化に向け「情報開示の標準化による発行や投資判断にかかる負担軽減」などが重要と指摘している。
【時事通信社】
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