- 2022/10/17 掲載
午後3時のドルは148円後半、32年ぶり高値圏で一進一退
きょう日中のドルの高値は148.80円。前週末海外でつけた148.86円を目前に控えたが、介入への警戒感から買い上がる動きは限られた。
市場では「(13日の海外市場に)覆面介入を実施したのではないかといううわさが出たこともあり、東京時間はドルの上値の重さにつながりやすい。ただ、海外時間にドルの上値を抑制する効果となるかは不透明だ」(国内金融機関)との声が聞かれた。
日銀が14日、金融機関の手元資金の総量を示す日銀当座預金残高で、17日は財政等要因が4兆0900億円の不足になるとの見通しを公表。東京短資など民間短資会社2社が予想する財政等要因の余剰・不足額は3兆円程度と予想されていたことから、13日に1兆円程度の円買い介入が実施されたのではないかとの思惑が浮上している。
13日の海外市場で、ドルは一時147.66円付近と32年ぶりの高値を付けた後、146.46円付近まで約1円以上急落する場面があり、市場では「介入を思わせるような投機的な動きが入ったか、実際にステルス介入が入った可能性もある」(証券)との声が出ていた。
一方、バイデン米大統領が「ドルの強さについて懸念していない」と明言したこともあり、米国金利の上昇が再び勢いづけば、ドル高も再加速すると予想する声は少なくない。日本政府から円安けん制発言が相次いでいるが、市場では150円台乗せを見込む声が増えている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.70/72 0.9750/54 145.01/05
午前9時現在 148.62/64 0.9738/42 144.75/79
NY午後5時 148.74/76 0.9719/23 144.64/68
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