記事 新規事業 いよいよGAFAが「携帯事業参入」か、筆者が「Google Fi」で大満足のワケ 2020/11/02 日本では菅政権による携帯料金引き下げの動きが始まっている。「日本の携帯料金は果たして本当に高いのか」「引き下げによってサービスが低下するのでは」など、疑問の声もある一方で、大手の料金引き下げにより競争が激化することも予想される。では米国では携帯料金はどのような状況なのか、そしてグーグルが参入したことで噂されるGAFAによる本格的な通信事業参入はありえるのか、その影響を考えてみよう。
記事 ロボティクス・ドローン 焼肉店で感嘆…初めて見た、「使い倒されている」サービスロボットの姿 2020/10/30 サービスロボットが、ついに日常風景のなかに現れた。レストランでの配膳ロボットである。人手不足を背景に新型コロナ禍による非接触ニーズが引き金となり、本格的な導入が始まった。一部店舗では既に本格的にロボットが人と協働し始めている。これまでトライアルが続いてきた他のサービスロボットと異なる姿を実店舗で見ることができた。ただし、効率化と飲食店ならではの付加価値向上の両立については各店で慎重に取り組んでいく必要がある。
記事 イノベーション 経験価値マーケティングとは何か? スタバなどの事例から「コト消費」の本質を知る 2020/10/30 モノがあふれかえる昨今、製品やサービスを購入したことで得られる「経験」や「体験」に価値を見い出す消費スタイル「コト消費」が根付いてきました。実際に経験できるイベントやサービスといった「コト消費」を通じて、その企業の認知度や好感度を高める手法のことを「経験価値マーケティング」と言います。ここでは、コロンビア大学ビジネススクールのバーンド・H・シュミット教授らが提唱した「経験価値マーケティング」について、『この一冊で全部わかる ビジネスモデル』を上梓する根来 龍之氏、富樫 佳織氏、足代訓史氏の3氏に解説してもらいます。
記事 リーダーシップ イケアはなぜ愛される? 創業者イングヴァル・カンプラードの人生から見えたその答え 2020/10/29 現在、フランチャイズを含め世界38カ国に309店舗を持つ世界最大の家具チェーン「イケア」をゼロからつくり上げたのがイングヴァル・カンプラード氏です。今や年間の来店者数が8億人とも言われるイケア。同社ほど創業者の個性が強烈に浸透している企業はないのではないか、とも評されています。世界企業イケアを一代でつくり上げたカンプラード氏の人生をたどると、同社が多くの消費者に支持される理由が見えてきました。
記事 イノベーション 佐藤可士和氏に聞く「ロゴ」とは何か? デザインの「作り方」のポイント 2020/10/28 山田優 素晴らしかった。これからの私の社会の歯車としての人生を、少しでもよく回るような潤滑油としてこのサイトを利用し、この社会を支えていくことを自覚し、短いライフを満足に送ることができるよう、懸命に働いていきたい。
記事 AI・人工知能・機械学習 人工知能が「漫画の神様」手塚治虫を再現できるのか? エンタメとテックが描く未来 2020/10/27 「第3次AIブーム」が到来し、今なお進化を続けているAI(人工知能)技術。さまざまな分野で幅広く活用されているが、中でも期待を集めているのがエンターテインメント分野でのAI活用だ。たとえば、漫画の神様・手塚治虫氏の新作漫画をAIで制作しようとする「TEZUKA2020」は大きな注目を集めた。また、逆にエンターテインメントがテクノロジーにもたらした影響も多大だ。「TEZUKA2020」で総合クリエイティブディレクターを手掛けた手塚プロダクション 取締役/ヴィジュアリストの手塚 眞氏、東京大学大学院修士課程修了、ジャパンGEMSセンター特任研究員を務める科学のお姉さんこと五十嵐 美樹氏、セキュリティの専門家であるサイバーディフェンス研究所の専務理事/上級分析官である名和 利男氏が集まり、「エンターテインメントとテクノロジーが描く未来」をテーマに語り合った。司会はビジネス+IT編集長の松尾慎司が務めた。
記事 レガシーマイグレーション 「DX」で企業は本当にトランスフォーメーションしているのか?見落としている重要視点 2020/10/27 デジタルトランスフォーメーション(DX)に本気で取り組もうとする企業が確実に増えている。経済産業省の「攻めのIT経営銘柄」は名前が「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄」に変わった。すでに導入効果があったとする企業も出てきているが、正直なところ違和感もある。DXのX(トランスフォーメーション)の完了には、相当な労力と時間がかかるはずだからである。まして、新規ビジネスの立ち上げ、さらにはそれらによる競争優位の確立となればなおさらである。そして、このDXの議論の最中にやや見落とされるように見える視点もある。この記事では、DXの現状と課題、解決策について解説する。
記事 BCP(事業継続) AWS/GCP/Azure依存社会はどこへ向かう?クラウドの「リスク」は連鎖する 2020/10/23 新型コロナウイルスがもたらした働き方の変化により、リモートワークや遠隔学習を支える、クラウドのインフラとしての重要性がこれまでになく高まっている。しかし、9月に入ってマイクロソフトのAzure Active DirectoryやSlack、グーグルのGmailなどが短い期間に次々とダウン。事業でクラウドに依存するリスクが改めてクローズアップされた。古くて新しい課題だが、米国では「クラウド停止による悪影響の連鎖拡大」への備えが叫ばれるようになっている。また、米議会で「クラウド産業の寡占状態が社会全体の脆弱(ぜいじゃく)性を悪化させている」との指摘も出る。
記事 製造業IT レイヤーマスターとは何か? 図と事例でわかりやすくBCG提案フレームワークを解説する 2020/10/23 特定の業務に特化することで優位性を築く「レイヤーマスター」。このビジネスモデルは、既存のバリューチェーンを再構築して生産性を高めたり、新たな価値提供の仕組みを考えたりするためにBCGが提案したフレームワーク「デコンストラクション」の1種です。今回はこのレイヤーマスターについて、『この一冊で全部わかる ビジネスモデル』を上梓する根来 龍之氏、富樫 佳織氏、足代訓史氏の3氏に、iPhone製造などで有名なフォックスコンなどの事例をもとに解説してもらいます。
記事 人材育成・人材獲得 IT人材白書2020で判明、DXで成果を出した企業の特徴 2020/10/20 IPA(情報処理推進機構)が毎年公開している『IT人材白書』。2020年8月に発行された『IT人材白書2020』では、IT企業およびユーザー企業におけるIT人材の「量」や「質」に対する過不足感や、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進企業におけるIT業務のトレンドについて注目すべき変化が見られました。今回はこの『IT人材白書2020』の注目ポイントを紹介するとともに日本におけるIT人材の課題を取り上げます。
記事 製造業IT 世界の製造業がコロナから「元に戻る」には何年かかるのか?「厳しすぎる」見通し 2020/10/20 世界の経済が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックから回復するには、どのぐらいの時間を要するのでしょうか?米調査会社Interact Analysisによると、多くの国では市場の回復には3年以上かかり、ほとんどの国では2024年までは2019年の生産レベルには戻らないといいます。ここでは同社のサブスクリプションサービス「Manufacturing Industry Output (MIO) Tracker(製造業生産高の追跡調査)」からCOVID-19の製造業界への影響を紹介します。
記事 IT資産管理・ソフトウェア資産管理 IT部門が「PCマネジメント」を軽視してはいけないワケ、ITR金谷氏が解説 2020/10/15 多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)によるビジネス変革を進める中、IT部門では「いかにビジネスに貢献する社内ITを展開するか」が課題となっている。本稿では、その取り組みの中でもWindows移行やリモートワーク対応などさまざまな課題を抱えるPCマネジメントについて焦点を当てる。アイ・ティ・アール(以下ITR)取締役を務める金谷 敏尊 氏が技術トレンドや市場動向を踏まえながら、企業競争力にも貢献できる効果的なPCマネジメントの在り方について解説する。
記事 スタートアップ・ベンチャー バスケ界の伝説 マジック・ジョンソン氏が語る「ブラック・オウンド・ビジネス」の鍵 2020/10/13 アーヴィン・“マジック”・ジョンソン氏は誰もが知る米NBA(プロバスケットボール)のレジェンドと呼ばれるスター選手だ。現役引退後はジョンソン・デベロップメント・コーポレーション(現在はマジック・ジョンソン・エンタープライズ)を設立、CEOに就任し、さまざまな事業を展開している。そのマジック氏がUPSが開催しているウェビナーシリーズに登場、BLM運動で注目された「ブラック・オウンド・ビジネス(黒人が経営する会社)」のパイオニアとしての経験、スモールビジネスを成長させるための秘訣、コロナ禍をいかに乗り切るべきかなどを語った。
記事 イノベーション マス・カスタマイゼーションとは何か? アディダスら事例でわかるモノづくりの新常識 2020/10/09 マス・カスタマイゼーションとは、生産や販売のボリュームを活かしつつ(大量生産)、個々の顧客のニーズに合わせた製品・サービスを販売すること(カスタム化)です。今回は『この一冊で全部わかる ビジネスモデル』を上梓する根来 龍之氏、富樫 佳織氏、足代訓史氏の3氏に、アディダスやフクルらの事例をもとに同キーワードを解説してもらいます。
記事 製造業IT 10年後に劇的変化、商用車市場で起きる「超重要」な7つのトレンド 2020/10/08 商用車市場は、乗用車業界と同様に、自動運転、コネクテッドカー、電動化などの多岐にわたる課題に取り組んでいます。商用車と乗用車、似たイメージを持つこともある2つの市場ですが、実はまったく異なる側面を持つ市場です。私たちは、商用車市場が目指しているビジネスモデル、あるいは商用車固有の自動運転への期待と逆風など、商用車市場の未来を明確に理解しているのでしょうか。商用車の電動化に関する調査を行っているInteract Analysis社の市場調査レポート「ハイブリッド/電動トラックおよびバス:2020年」に基づいて、同社が予測する商用車の未来に起こるトレンドの7つを紹介します。
記事 製造業IT 八子 知礼氏が語る「ウィズコロナ時代の製造業」、スマートファクトリー戦略を再考するには 2020/10/07 新型コロナウイルスの影響により、トヨタ自動車をはじめとする日本を代表する企業が一時的に工場停止に追い込まれた。その影響は、業績にも徐々に現れつつある。コロナ以前から、デジタル技術による大きな変革を迫られていた製造業は、新型コロナウイルスの影響で新たな局面を迎えていると言えるだろう。INDUSTRIAL-Xの代表取締役で“ミスターIoT”とも呼ばれる八子 知礼氏が、withコロナ時代に製造業が目指すべき未来を解説した。
記事 イノベーション NearMe(ニアミー)はどんな企業? 社長に聞く「通勤シャトル」の始まりとこれから 2020/10/06 いま、移動の概念が再構築されている。コロナ禍を契機に、物流は飲食店のテイクアウトやインターネットショッピングなどの需要が増え、人の移動は大幅に減少した。一方で、このご時世に対応した新しい移動サービスが成長を始めている。そのうちの1つ「通勤シャトル」を運営する企業、NearMe(二アミー)の代表取締役 髙原 幸一郎氏の見解とともに、新たなモビリティサービスの実態に迫る。
記事 イノベーション サントリー健康科学研究所長に聞く、なぜ飲料メーカーが「セサミン」を生み出せたのか 2020/10/05 いまや多くの人に認知されている、サントリーの健康サプリメント「セサミン」。しかしその開発から販売、大ヒットに至るまでの道のりは険しく、まったく売れない不遇の時代も長かったという。「セサミン」はいかにしてサントリーの「第3の柱」、健康事業の基幹ブランドとして成長できたのか。そこに隠された開発秘話と研究者の熱い思いについて、サントリーウエルネス サントリー健康科学研究所 所長 柴田 浩志氏に話を伺った。
記事 イノベーション 「2020年度グッドデザイン賞」発表、安次富 隆氏と齋藤 精一氏が注目デザインを解説 2020/10/02 10月1日、2020年度グッドデザイン賞の受賞作品が発表された。受賞発表会では、審査委員長を務めた安次富 隆氏と副委員長を務めた齋藤 精一氏が、今年度の選定テーマ「交感」について解説するとともに、2020年度のキーワードが「循環型社会」と「実装」だったと語った。
記事 人材育成・人材獲得 VP of Engineeringとは? ヤフー、メルカリが設置済みの“DX必須役職”を解説 2020/09/30 これまで、企業のIT部門の仕事は、従来業務のシステム化とそれによる効率化がメインでした。しかし、DXによってビジネスモデルのIT化が進むと、IT部門はコスト部門から企業競争力の源泉である“プロフィットセンター”へと進化してきました。こうした中、企業成長の重要な役割を担う開発組織をこれまでと同様の方法では管理しきれなくなっています。開発組織のパフォーマンスを最大化するため、新たに誕生した役職である「VP of Engineering(VPoE)」について解説します。
記事 ロボティクス・ドローン 日本のサービスロボットの残念すぎる現状、「やっただけ」の実証実験になっていないか 2020/09/30 サービスロボットの実証実験が続いている。9月には東京都内で2つの大型ビルが開業し、それぞれでロボットの実証実験も行われた。「ロボット」という存在が、明るい未来や先進性の象徴として扱われているからだろう。しかし、実証実験の枠を超えて活用される例はいまだに少ない。実際の活用例を増やすためにはロボットの使い方を把握しているSIerの活用ももっと必要だ。
記事 リーダーシップ 世界一の投資家「ウォーレン・バフェット」の“見極める力”は何で培われたのか 2020/09/29 「世界一の投資家」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が2020年8月30日、日本の5大商社の株式をそれぞれ5%超取得したことが大きく報じられました。日本株はこれまで世界の金融市場から出遅れていたと見られていただけに、日本株、特に商社株に同氏が関心を示したことは、コロナ禍で暗くなりがちだった日本市場全体にとって明るいニュースとなりました。なぜバフェット氏はこれほどの影響力を持ち、「世界一の投資家」「オマハの賢人」として尊敬され続けているのでしょうか。同氏の人生からその理由を探ります。
記事 政府・官公庁・学校教育IT サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)とは何か? なぜ「DXよりはるかに重要」なのか 2020/09/26 新型コロナウイルス感染拡大の懸念の中、経済活動への制約などが徐々に緩和され、日本の社会経済は再び動き出そうとしている。しかし、多くの企業が大きなダメージを受けており、企業戦略の見直しを迫られている。今後も今回のコロナ禍のように、社会経済の大きなインパクトを与える脅威の出現も想定される。そのため、企業は持続可能性を重視した経営への転換が求められている。いわゆる、「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)」の実現と推進だ。
記事 イノベーション 【図解】プロシューマーとは何か? 自ら製品開発して販売する消費者ビジネスの仕組み 2020/09/25 変化の激しい昨今、企業は新しいビジネスモデルへの取り組みが求められている。そこで『この一冊で全部わかる ビジネスモデル』を上梓する根来 龍之氏、富樫 佳織氏、足代訓史氏の3氏に、今回は「プロシューマー」について解説してもらう。企業の製品開発に関与し、さらに自ら製品を販売する消費者と築くビジネスモデルを、良品計画やminneなどの事例をもとにひも解いてもらおう。
記事 建設・不動産 建設DX「日本が最も進んでいる」が示す“現実”、12カ国調査で判明 2020/09/23 深刻な人材不足と就業者の高齢化に直面し、技術活用による生産性の向上が喫緊の課題となっている建設業界。いまやあらゆる企業がデータを活用した戦略を練り、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいるが、国内の建設業のDXはどのような状況にあるのだろうか。IDCが世界12カ国の建設業835社を対象に実施した調査をもとに、「建設DX」の実態と課題をIDC Japanのリサーチバイスプレジデント 寄藤 幸治氏らに聞いた。
記事 政府・官公庁・学校教育IT プライバシーガバナンスガイドブックとは何か? 変革とプライバシー保護を両立させるには 2020/09/22 「データ」がビジネスに及ぼす重要性が増す中、プライバシー問題に対応し、社会的に信頼を得ることで、企業価値向上させる取り組みの重要性が広く認識されている。本稿ではこの8月に総務省と経済産業省が策定した「プライバシーガバナンスガイドブック(DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0)」について解説する。
記事 イノベーション 滴滴出行(DiDi)とはどんな企業? まだ試験の「ロボタクシー」に注目集中のワケ 2020/09/09 日本でもタクシー配車やフードデリバリーのサービスを提供するDiDi(ディディ)の運営企業「滴滴出行(ディディチューシン)」が上海市で自動運転タクシー(ロボタクシー)の試験営業を始め、注目を集めている。中国ではすでに試験ではなく本格的にロボタクシーを導入している企業もあるため、同社はそれらの企業を“後追い”している形だが、メディアの反応がこれまでと明らかに違う。そこには、中国都市が抱える深刻な病を同社が解決してくれるのではないか、という期待がある。創業からわずか8年の滴滴出行は、なぜここまで熱い眼差しが注がれるのだろうか。
記事 イノベーション 田中道昭氏:「GAFAの次にくる」10のポイント、実はコロナ前も後も「変わらないもの」 2020/09/08 コロナショックでDXが加速したとよく言われるが、何が加速したかを具体的に答えられるだろうか? 立教大学ビジネススクール教授であり上場企業取締役、戦略コンサルタントでもある田中道昭氏は、「すべての人と組織で2つの『シンカ』が問われている」と説く。果たして「シンカ」とは何か、そしてコロナショックでも変わらなかった「10のポイント」とは?――『経営戦略4.0図鑑』を上梓した田中氏に、日本が新時代に再び台頭するための方策を聞いた。
記事 リーダーシップ なぜ、サム・ウォルトンは小売業“断トツ”王者「ウォルマート」を築けたのか 2020/09/08 コロナ禍でアマゾンを初めECサービスを提供する会社が世界中で売り上げを大きく伸ばしました。実店舗の多くが苦境に立たされる中、米国を中心に売り上げ、利益ともにアマゾンに負けないほどの好調を維持しているのが「ウォルマート」です。小売業界の世界ランキングで22年以上連続1位に君臨する「世界最大の小売業者」はいかにして生まれたのか、同社の基礎を築いた創業者のサム・ウォルトン氏の生涯を振り返りながらひも解きます。
記事 新製品開発 ナノインプリント技術の基礎解説、自動運転やARに影響与える微細加工技術 2020/09/04 ナノテクノロジーとは、分子や原子の大きさと比較するような極小の世界において、モノを作り上げようとする技術の総称である。ナノテクノロジーの1つであり、現状よりもさらに優れた処理能力を持つ半導体チップや、ARグラス、自動運転で用いられる3Dセンサー、次世代バイオチップなど、これからが期待される先進的な製品を支える加工技術である「ナノインプリント」について、日本のみならず、世界的にもナノインプリント技術を牽引する存在であるSCIVAX 奥田徳路氏監修のもと、解説する。