記事 イノベーション MITメディアラボ石井裕 教授が明かす「独創性のレシピ」、アウフヘーベンするモノたち 2018/05/15 「独創」「協創」「競創」。この3つの言葉を念頭に置き、常にオリジナリティあふれる研究成果を生み出しているMITメディアラボ副所長の石井裕氏。未来を予想することは不可能で、多くの企業では中長期計画を立案しているが、その通りにことが運ぶことはない。ではそのような予想不可能な未来に生き残っていくために、企業には何が必要なのか。
記事 イノベーション ソニーが「指数関数的」に考える訓練を積む理由、デザイン思考で不十分な点とは 2018/04/27 現在の企業には、急激に進化するテクノロジーを取り込み、イノベーションを起こして、ビジネスを変革することが求められている。「エクスポネンシャル思考」は、間違いなく、そのための強力なツールになるだろう。特に企業のトップには、ぜひ学び、実践してほしい。前回に引き続き、早稲田大学の池上重輔 教授とエクスポネンシャル・ジャパンの齋藤和紀氏のお二人を交えて、デザイン思考との違いや企業がエクスポネンシャル思考を実践するために必要なことは何かを語り合った。
記事 イノベーション オムロンが新会社サイニックエックスを新設、慶大教授らと研究開発を加速 2018/04/26 オムロンは、東京・本郷に“近未来をデザインする”を掲げる新会社「オムロン サイニックエックス」を新たに設立、2018年4月26日から本格始動させる。社外有識者と連携し、研究開発力の強化を図る。
記事 グローバル化 こんなにある!中国における事業停止リスク、デロイトが米中のグローバルリスクを解説 2018/04/25 グローバルビジネスを展開している日系企業をとりまくリスクは、日々変化している。しかしながら、事業の多角化、拠点数が増加するに伴い、経営陣がそれらすべてを把握することは難しいのが現状だ。では現在、どんなリスクが増えており、どのような対応が必要なのか。デロイト トーマツ 企業リスク研究所 主席研究員の茂木寿氏が、特に最近増えている中国・米国でのリスクの概要とその対策方法を解説した。
記事 イノベーション 早大 池上重輔氏らが語る、「急激な技術進化」への対応方法とは 2018/04/23 人間の感覚は、直線的にできている。反射的に「1の次は2、2の次は3、3の次は4」と考えるが、ITビジネスの成長はその感覚に反しては指数関数的に加速する。「1の次は2だが、その次は4、その次は8」という法則が成り立つのだ。この指数関数的な進化のことを「エクスポネンシャル(Exponential)」と言う。第1回、第2回に続き、今回はさらに理解を深めるために、早稲田大学の池上重輔 教授とエクスポネンシャル・ジャパンの齋藤和紀氏の二人を交えて座談会を行った。
記事 イノベーション ペプチドリーム 窪田規一会長に聞く「発明者がビジネスに携わらない」理由 2018/04/19 ビジネス環境の変化が加速し、イノベーションが求められる現在、大企業とスタートアップが手を組んだり、企業と自治体が連携したりすることが増加している。2013年にマザーズ上場、2015年に東証一部への上場を果たした東京大学発のバイオベンチャー、ペプチドリームもその一つだ。東京大学の菅裕明教授と実業家の窪田規一氏により立ち上げられた同社は現在、世界の製薬企業18社と創薬共同研究開発契約をしている。なぜ同社は産学連携と企業間でのオープンイノベーションの両方を成し遂げることができたのか。窪田規一代表取締役会長に話を聞いた。
記事 グローバル化 ニコンもソニーも大注力、激化するインド耐久消費財市場のゆくえ 2018/04/18 インドは高額紙幣廃止と税制改革という二重のインパクトから回復し、将来の成長がますます有望視される。日用品産業、耐久消費財産業も例外ではなく、2018年は再び成長基調に乗っている。特に家電市場は、将来性を見込んで参入する日本勢など海外のブランドやそれを迎え撃つ国内ブランドの商品がしのぎを削っている。今回は、インド国民の生活ぶり、所得水準の今後を占う切り口として、家電や電子機器などの耐久消費財にフォーカスを当てる。
記事 グローバル化 半導体メーカーの世界ランキング:サムスンが初のインテル超え、東芝はどうなるのか 2018/04/10 これまで米国勢が牛耳ってきた半導体産業。ところが、汎用メモリを足がかりに韓国勢が台頭、ついにサムソン電子がインテルから首位の座を奪った。さらに、「量で勝負」の汎用メモリの市場は、新興国メーカーも虎視眈々と狙っている。先進国メーカーも「質で勝負」できる技術力を身につけなければ、総崩れとなるリスクがある。日本勢は東芝が経営危機に陥るなど、旗色がさえない状況だ。だが、経営再建を終えた「あの企業」が静かに反撃ののろしを上げている。
記事 イノベーション 猫とSNSの親和性が高いワケ、Twitterが「ねこだらけ」なのはなぜか 2018/03/29 猫の飼育頭数が激増したわけではないにもかかわらず、私たちが日常的に「猫」を見る機会は増え、猫に注意を払う時間は増えた。その背景にはSNSの普及がある。なぜ猫はソーシャルと親和性が高いのか、人が猫の写真を共有したくなるのはなぜか、その親和性の高さについて解き明かしてみたい。
記事 グローバル化 “爆買い”から3年 日本が知らない、中国人観光客の「ある変化」 2018/03/22 中国で今、急激に「富裕層」や「プチ富裕層」、「中間層」と呼ばれる人々が出現しているのをご存じだろうか。日本語にも「富裕層」「中間層」といった言葉や位置づけはあるが、同じ言葉でも定義や中身は大きく異なる。中国に生まれた新しい階級はどのような人々なのか。また、消費意欲旺盛な彼らは日本に何を求めてやってくるのか。一口に「中国人」とはくくれない彼らの階層を知ることがビジネスチャンスにつながるだろう。
記事 グローバル化 多発する「海外子会社におけるリスク」、日本企業はどう対応すればよいのか? 2018/03/15 近年、日本企業で「競争法・独禁法違反リスク」「海外子会社におけるリスク」という2つのリスクが大きな注目を集めている。なぜこうしたリスクが問題視されるのか? そしてそのリスクを看過した場合、どのような被害が発生しうるのか? 具体的な事例をもとに、デロイト トーマツ 企業リスク研究所 主席研究員の茂木寿氏がその対策方法を解説した。
記事 グローバル化 データで見る対インド投資 「高速鉄道」「日本式ものづくり学校」のその先へ 2018/03/13 日本の安倍晋三首相とインドのナレンドラ・モディ首相は、この数年間、両国関係を急速に強化してきた。両国それぞれの思惑と、関係強化によって得られるメリットとは何か。インドの高速鉄道計画、直接投資額の推移などから読み解いていく。
記事 グローバル化 白鶴、キッコーマン、三桜が語る、ノウハウを未来につなげる人財育成の方法 2018/03/12 日本の製造業が持つコア技術と高品質な製品を生み出す力を維持し、次世代へつなげる「人財」を育成するには、どうすればよいのだろうか。老舗の日本酒メーカーである白鶴酒造、トマトジュースや豆乳などの販売を手掛けるキッコーマン飲料、自動車部品メーカーの三桜工業の3社が集まり、それぞれの取り組みを語った。モデレーターは日立製作所の上席研究員 梶浦敏範 氏が務めた。
記事 グローバル化 グローバル化を成功に導く方法とは? アシックス、ぺんてる、長瀬産業らが熱論 2018/03/07 日本の製造業がグローバル化の波にさらされていることは周知のとおりだ。実際、企業の存続をかけて、海外進出を果たしてきた。しかし一方で、多くの企業が流行りの「グローバル化」という言葉に惑わされていないだろうか。アシックス、ぺんてる、長瀬産業、パナソニック ES社(モデレーター)の各担当者が「グローバル化の見直し:日本の可能性の道を切り拓く」をテーマに、熱い議論を交わした。
記事 グローバル化 「次のシリコンバレー」はここだ! ビル・ゲイツも巨額投資するスマートシティ計画 2018/03/05 アメリカのハイテク産業の中心地、と言えば誰もがシリコンバレーを思い浮かべるだろう。しかし土地の高騰に伴い、大企業は今次なる産業の中心地をシリコンバレーの外側に求めている。その中で注目を浴びているのがアリゾナ州のフェニックスだ。今や「シリコン・デザート」とも呼ばれるようになった同市では元マイクロソフトCEOのビル・ゲイツ氏も8,000万ドルを投資する計画を明らかにしている。
記事 イノベーション “ぶっ飛んだ”アイデアを生むには「エクスポネンシャル思考」が必要だ 2018/03/02 シリコンバレーを中心にベンチャーキャピタルやコンサル業界で注目を浴びている「エクスポネンシャル思考」。これは「テクノロジーやビジネスは人間の直観に反して指数関数的(=エクスポネンシャル)に成長する」という考え方だ。では我々は、この極めて強力なエクスポネンシャル思考をどのように実践したらよいのだろうか? そのヒントを得るために、今回、特別に早稲田ビジネススクールで試験的に行われたエクスポネンシャル思考のワークショップに潜入した。これを読めばきっとあなたも、今日から自分の仕事に取り入れて"世界を変えられる"はずだ。
記事 イノベーション なぜ「米国で最も幸せな職場」では個人を評価しないのか 2018/03/02 医療・健康関連の企業向けソフトウェアの受託開発をする米メンロー・イノベーションズは、「米国で最も幸せな職場」と呼ばれている。「全社員が仕事に喜びを感じられる環境づくり」に取り組み、日本企業では想像もつかないユニークなアプローチで「幸せな職場」を実現してきた。本稿ではメンロー・イノベーションズのメンロー・イノベーションズのCEO兼チーフ・ストーリー・テラーであるリチャード・シェリダン氏と、プロノイア 代表取締役 モティファイ 取締役 チーフHRサイエンティストのピョートル・フェリークス・グジバチ氏が考える「社員が幸せになる企業文化醸成の在り方」を紹介する。
記事 イノベーション 「日本の貧困」から目をそらすな、実態を知りビジネスに結びつけるには 2018/02/09 日本社会が年々、貧しくなっているという現実については、多くの人が認識するようになった。だが、生活者の実態は可視化されにくく、頭では分かっていても、従来の感覚から抜け出せない人も多い。こうした貧困に対する認識のミスマッチは、福祉行政はもちろんのこと、消費者を対象としたビジネスの世界にもマイナスの影響を与えている可能性が高い。日本の貧困について、ビジネスという観点から考察した。
記事 イノベーション 横浜市に聞くオープンイノベーション施策とその成果、見えてきた成功の条件とは? 2018/02/06 ビジネス環境の変化のスピートが加速し、イノベーションが求められる現在、大企業とスタートアップが手を組んだり、企業と自治体が連携することが増えている。2017年4月に「オープンイノベーション推進本部」を設立した横浜市も、民間との連携やオープンデータの活用に積極的に取り組んできた自治体の一つだ。これまでの経緯や具体的な取り組み、その成果について話を聞いた。
記事 イノベーション 高僧の「悟り」をデータで分析、イノベーションは五感のどこと関係するのか 2018/02/02 歴史上名高い61名の高僧や修行者が「悟り」の境地に至った契機とはいったい何だったのか。これをデータで示した稀有なサイトがある。この結果をもとに、悟りを“既存の思考や知覚、認識のフレームの範疇を超えた強い刺激を受けること”と捉え、デジタルテクノロジーを基盤にしたイノベーションのヒントとしてひも解いてみよう。
記事 M&A・提携・協業 VMwareがデルを買収? その背景と目的を探る 2018/02/02 Dell Technologies(以下デル)が再上場を目指しており、選択肢として上場企業であるVMwareがデルを買収することも検討されていると、米CNBCやBloombergなどが報道しています。
記事 設備投資 制度だけでは限界、9割がつまづく働き方改革の「ボトルネック」--IDCが調査 2018/02/01 2018年1月、IDC Japanは国内働き方改革ICT市場の年間平均成長率(2017年~2021年)は約8%の見通しと発表した。中でも、ITサービス/ビジネスサービス分野は年間平均成長率約20%と高い値を取る。しかしその一方で、働き方改革ICTの企業への導入はあまり進んでいないことが調査で判明した。IDC Japan市川和子氏はこの状況を踏まえ「働き方改革はIT革命の“踏み絵”」と語る。
記事 競争力強化 なぜ明暗?5兆円節税に沸くアップル、「波」を逃したアマゾン 2018/01/31 米トランプ政権は12月、最高法人税率を35%から21%へと大幅に引き下げるとともに、海外で税逃れ的に留保していた巨額の利益を米国に持ち帰る際の税率を、さらに低い15.5%にすることで、海外からのマネー回帰の津波を引き起こした。こうした中、アップルを筆頭に、フェイスブック、アマゾン、グーグル、ネットフリックス、マイクロソフトなどのITジャイアントの利益が急伸することが予想され、さらなる企業体質強化や巨大化が見込まれている。
記事 イノベーション エクスポネンシャル思考とは何か? 企業を「指数関数的に」飛躍できる考え方 2018/01/23 2017年のIT業界は、北米西海岸(シリコンバレーからシアトル)の企業の存在感が際立った。世界の時価総額の上位はいわゆる米ITビッグ5(アップル、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック)が占有して久しく、それに唯一対抗している中国IT企業2強(アリババ、テンセント)にも共通した強さの秘密が見て取れる。それが「エクスポネンシャル思考」だ。さらに「エクスポネンシャル思考」は、近年よく聞かれる「シンギュラリティ(技術的特異点)」の考え方の基礎ともなっている。これから3回にわたって「エクスポネンシャル思考」を掘り下げて行く。
記事 グローバル化 アマゾン、Uberが狙う「インド13億人の食」、日本企業に勝機はあるか? 2018/01/22 今や2.3兆ドルの経済規模(IMF調べ)を誇り、今後数十年は引き続き世界でも有数の成長が見込まれるインド。中でも、13億の巨大人口を支える飲食産業はインド経済を牽引する主要産業であり、国内生産力を向上させる「メーク・イン・インディア」政策の主要分野の1つと見られている。インドの飲食産業は経済発展、雇用創出、外資導入にどう貢献しているのか。そして、日本はインドの「食」にどのように向き合っていけばよいか。エクシール・エフ・エー・コンサルティングが解説する。
記事 グローバル化 香港は「凋落」したのか? 現地調査で見えた役割の変化 篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(94) 2018/01/17 香港は、世界の金融センターとしてアジアを代表する有力都市だ。近年は、1位のロンドン、2位のニューヨークに続く世界3位の座をシンガポールと競り合っている。だが、中国返還から20年が経過した現在は、中国本土と世界をつなぐ国際経済都市としての機能と役割に変化が起きているようだ。現地を訪問してその実情を探った。
記事 イノベーション オムロン創業者・立石一真に学ぶ、自動改札機やATMの世界初を実現した「決定的瞬間」 2018/01/15 「一片の情報がわが社を今日まで伸ばしてくれる原動力になったのだから、情報というものはずいぶんと心して聞かねばならぬと思う」は、世界に先駆けて自動改札機やATMなどを開発したオムロンの創業者・立石一真氏の言葉です。世の中にはたくさんの情報が溢れ、ほとんどの人にとって情報はただ消費されるものですが、情報を選別し、価値に気づき、即座に行動を起こす人にとっての情報は時に「決定的瞬間」をもたらすものとなります。
記事 競争力強化 2018年は中国が米ITを本気で打ち負かす存在になる、これだけの理由 2018/01/04 トランプ米政権は2017年12月、台頭する中国を潜在的な経済的脅威と規定する安保戦略を公表した。それと前後して、米グーグル親会社のエリック・シュミット会長も「旧ソ連の崩壊後、他を寄せ付けなかった米国のテクノロジー分野での優位は終わった」と指摘するなど、中国IT脅威論が米国で急速に高まってきている。アップルやグーグル、アマゾン、フェイスブックといった名だたる米ITビッグがなぜ中国ITに勝てないと危機感を抱くのか。そして今後ITを舞台とした米中競争はどのような様相を見せるのか、さまざまなデータを元に探っていく。
記事 競争力強化 ROEとは何か? 計算式や注意点、ROAとの違いなど、基礎を解説 2017/12/21 企業の資本効率を測る「ROE」という指標が注目されている。株式市場では以前から一般的だったが、メディアなどで頻繁に目にするようになった理由は、日本市場における外国人投資家の存在感が大きく増大していることが挙げられるだろう。そもそもROEとは何か? 同じく企業効率を測る尺度である「ROA」との違いも含めて解説する。
記事 イノベーション RPAで20人月分の工数を自動化、オリックスが大きな成果を出せたワケ 2017/12/19 リース事業を起点に法人金融や不動産、事業投資など幅広いビジネスを展開するオリックスグループは2009年、前年に発生したリーマンショックを受けて、バックオフィス/ミドルオフィスの改革というテーマを打ち出した。それに伴い、同グループのシェアードサービスセンターとして活動するオリックス・ビジネスセンター沖縄(以下、OBCO)では、生産性革新を目指すプロジェクトに着手、労働時間の削減や働き手の多様化など大きな成果を生み出した。