記事 その他 Fintech協会代表に聞く、「地方の課題解決」が日本のフィンテックを強くする理由 Fintech協会代表に聞く、「地方の課題解決」が日本のフィンテックを強くする理由 2019/12/03 フィンテックが普及するにつれ、さまざまな課題も浮き彫りになる。後編ではFintech協会の分科会活動の内容や、レグテックに注力すべき理由、人口減少社会が加速した後のフィンテックの役割について語ってもらった。
記事 その他 “地銀”が地方商店街を救う方法、政府の「再生事例」が役に立たないワケ “地銀”が地方商店街を救う方法、政府の「再生事例」が役に立たないワケ 2019/12/02 各地の地銀では、地元の良品を生産者に代わって売り込む「地域商社」を設立するなどして地域振興へ取り組んでいる。しかし、成果を出せていないケースが多く見受けられる。金融庁をはじめとした各省庁で現状の課題を認識したうえでの支援プランなどが検討されているものの、即効薬はなかなか見つからない状況だ。地方の金融機関は、どのような工夫をすれば、地域へ「貢献」できるのだろうか。「商店街の活性化」に貢献するための工夫について解説する。
記事 その他 “キャッシュレス”に物申す、「決済手段の変更」は変革か? “キャッシュレス”に物申す、「決済手段の変更」は変革か? 2019/11/29 消費税率の引き上げに伴い実施されたキャッシュレス・ポイント還元事業により、キャッシュレス決済の利用者が増加している。一方、このまま順調にキャッシュレスが普及するとは言い切れない要素も見えてきた。真のキャッシュレスの進展に必要なことは何か考察してみたい。
記事 その他 日銀 FinTechセンター長 副島豊氏に聞く、ネオ・マネーの登場と変わりゆく決済インフラ 日銀 FinTechセンター長 副島豊氏に聞く、ネオ・マネーの登場と変わりゆく決済インフラ 2019/11/28 日本銀行は2016年4月、FinTechセンターを設置した。キャッシュレス決済をはじめ、フィンテックが金融サービスの向上や持続的成長に貢献するような役割を果たすのが目的だ。同センター長を務める副島 豊氏に、お金の新たな形態「ネオ・マネー」とフィンテックが「決済インフラ」にもたらしたインパクトについて話を聞いた。
記事 その他 40代の銀行員は「給料を落とさずに」異業種へ転職できるのか? 40代の銀行員は「給料を落とさずに」異業種へ転職できるのか? 2019/11/27 元銀行員で、金融ベンチャー、人材会社、メーカーと3度の転職を経て独立、現在はフリーの研修講師、コンサルタント、ビジネス書作家として活動する大杉潤による「人生100年時代」のキャリア相談。今回は40代の現職銀行員が「子どもの教育費が本格的にかかる今の時期に、給料を大幅に落とさない転職は果たして可能なのか」と苦渋の選択を前に、悩みに悩んで相談。大杉潤の答えとアドバイスとは?
記事 その他 Fintech協会 丸山 弘毅 会長に聞く、フィンテックが是正した「金融のあるべき姿」とは Fintech協会 丸山 弘毅 会長に聞く、フィンテックが是正した「金融のあるべき姿」とは 2019/11/26 日本のフィンテック黎明期に立ち上がり、スタートアップと金融機関がともに知恵を出し合いながら、テクノロジーで金融業界を変えるというムーブメントに貢献したのが一般社団法人Fintech協会だ。今、フィンテックを取り巻く日本の環境はどのように変化したのか。日本のフィンテックは、世界的に見てどのような“立ち位置”にいるのか。同協会が4周年を迎えた今、立ち上げから代表理事会長を務め続ける丸山 弘毅氏に話を聞いた。
記事 その他 “フィンテックブーム”の裏に潜む「サードパーティリスク」とは? 対応方法を解説 “フィンテックブーム”の裏に潜む「サードパーティリスク」とは? 対応方法を解説 2019/11/25 フィンテックブームの中で、金融機関はさまざまなカウンターパートとの連携を深めつつある。創業から日の浅い企業との連携もあり、従来とは打って変わった連携スキームが指向されている。また、クラウドなどが多用され、情報システム部門が直接関与しないITサービスの利用も進んでいる。かつてない規模とスピードで外部企業との連携やクラウド利用が進む中、金融機関が「新たなリスク」として留意すべきポイントについて解説する。
記事 その他 「これまでの経験は通用しない」地銀支店長は考え方をどう変えたのか 「これまでの経験は通用しない」地銀支店長は考え方をどう変えたのか 2019/11/22 ペーパーレスや印鑑レス、省人化など、デジタル技術を活用した革新的な店舗として誕生した伊予銀行 松山北支店。初代支店長・矢野 一成氏は前編で“苦情の嵐”だった苦しい時期を振り返った。後編では、同氏が考える支店長のあり方を語った。これまでの経験が通用しなくなる時代、いかに銀行が生き残る道を探っていくのか。『
記事 その他 銀行のデジタル化&BPR、当時の支店長が語る苦難の連続 銀行のデジタル化&BPR、当時の支店長が語る苦難の連続 2019/11/21 激動の時代において、銀行・銀行員のキャリアに疑問符がつけられている。だがそんな中でも、泥臭く現場と向き合っている支店長・支社長がいる。愛媛県の大手地銀・伊予銀行において松山北グループ長を務める矢野 一成氏もその1人だ。同氏は2017年6月、デジタル技術を駆使した斬新な店舗として誕生した松山北支店の初代支店長を務めた。しかし、当初は来店客からの“苦情の嵐”だったという。『
記事 その他 【予測】なぜ米銀は「邦銀の4倍」稼げる? 世界の金融機関の“今”から見えるコト 【予測】なぜ米銀は「邦銀の4倍」稼げる? 世界の金融機関の“今”から見えるコト 2019/11/20 グローバルに展開する金融機関の業績が明暗を分けている。全世界的な低金利と景気後退局面への突入で金融機関は厳しい経営環境にあるが、成長著しいアジアと、経済に強烈なカンフル剤を注入している米国の金融機関は意外にも好調である。一方、欧州はリーマンショックの影響をいまだに引きずっており、7月に1万8000人の人員削減計画を発表したドイツ銀行はかなりの苦戦を強いられている。米国の市場はバブル化しているとの指摘もあるが、しばらくは米国主導による危うい成長が続く可能性が高い。
記事 その他 「これから注力するのはRisTech」MS&AD CDO 舩曵 真一郎氏に聞くこれからの保険の役割 「これから注力するのはRisTech」MS&AD CDO 舩曵 真一郎氏に聞くこれからの保険の役割 2019/11/19 中期経営計画「Vision 2021」に「デジタライゼーションの推進」を掲げ、デジタル変革に積極的に取り組むMS&ADインシュアランスグループホールディングス(以下、MS&AD)。 専務執行役員の舩曵 真一郎 氏に、同社のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)によるスタートアップ支援をはじめとした新分野への投資、人財育成や今後の保険会社のあり方などについて話を聞いた。
記事 その他 FINOLAB所長に聞く、世界中の金融機関が「量子コンピューター」に投資するワケ FINOLAB所長に聞く、世界中の金融機関が「量子コンピューター」に投資するワケ 2019/11/18 日本初のフィンテック拠点として誕生したFINOLAB 柴田誠氏は、この領域で約10年「フィンテック」のトレンドや動向、ユーザーの行動の変化を見つめてきた。ここ最近は「量子コンピューター」に注目しているという柴田氏に現在押さえておくべき動向を聞いた。
記事 その他 これから「社会は良くなる」が「生きることは難しくなる」と言えるワケ これから「社会は良くなる」が「生きることは難しくなる」と言えるワケ 2019/11/15 2019年8月、橘玲氏は『上級国民/下級国民』を上梓した。この中で、世界のリベラル化・知識社会化により、総論として社会は良くなっていくものの、先進国のマジョリティ層が上級国民と下級国民に分断されて対立するという構図を同氏は明らかにした。社会は良くなるのに「生きるのは難しくなる」とはどういうことか。橘氏に解説してもらった。
記事 その他 ウォルマートの新フィンテック戦略の全貌、リテールが銀行のライバルとなる日はいつか ウォルマートの新フィンテック戦略の全貌、リテールが銀行のライバルとなる日はいつか 2019/11/14 消費税増税後の優遇措置などで、日本でも「キャッシュレス」の認知度と利用度が広がりつつある。一方で、米国でこうした動きをけん引してきたのが小売り大手のウォルマートやターゲットだ。自社での買い物に限り値引き特典を付ける、銀行口座がなくてもカードが取得できるなどのシステムで利用者を増やしてきた。今回、そのウォルマートが、主力サービス「マネーカード」で長年手を組んできたグリーンドットとともに、新たなフィンテックのプラットホームを構築するという。どんな狙いがあるのか。
記事 その他 グーグル「量子コンピューター開発」報道で、ビットコインが大幅“下落”したワケ グーグル「量子コンピューター開発」報道で、ビットコインが大幅“下落”したワケ 2019/11/13 米グーグルが量子コンピューターを用いて、スーパーコンピューターよりも圧倒的に高速な計算を行うことに成功したと発表したことで、ビットコイン価格が一時、大幅下落するという騒ぎになった。量子コンピューターというのは現実的にどれほどのインパクトを持っているのだろうか、また、なぜグーグルの発表でビットコイン価格が下落するのだろうか。
記事 その他 FINOLABとFintech協会のトップが語る、フィンテックの「これから」 FINOLABとFintech協会のトップが語る、フィンテックの「これから」 2019/11/12 「フィンテック」という言葉が登場してから約4年。日本では、FINOLABとFintech協会という2つの大きなコミュニティが生まれ、それぞれ数多くの金融機関や企業が所属する団体へと成長した。この「人のつながり」はこの先どこへ向かおうとしているのか。FINOLABコミュニティ運営責任者である柴田誠氏、Fintech協会代表理事会長 丸山弘毅氏、Fintech協会 事務局 グローバル・ヘッド 野中瑛里子氏が日本のフィンテックシーンを振り返り、これからのフィンテックコミュニティの展望について語り合った。
記事 その他 銀行員の転職、他業界で評価されるのはあのスキルだ 銀行員の転職、他業界で評価されるのはあのスキルだ 2019/11/11 関係者へのインタビューを通じて銀行の在り方・銀行員のキャリアを模索する本企画。後編となる今回は、銀行員のキャリアを中心に考察する。銀行にとどまることがもはやリスクになる時代が来ているのか。また、他業界に転職した際に銀行員が評価されるスキルとは何か。
記事 その他 FINOLAB 柴田誠氏に聞く、日本が「フィンテック先進国」である理由 FINOLAB 柴田誠氏に聞く、日本が「フィンテック先進国」である理由 2019/11/08 日本初のフィンテック拠点として出発したFINOLABが、2019年7月に法人化を果たした。この新組織の発足に伴ってコミュニティーの運営責任者に就いたのが金融革新同友会FINOVATORS共同創設者でもある、柴田誠氏だ。決して規模が大きいとは言えない時期から世界各国のフィンテック関係者の視察を受け入れ、大企業とスタートアップのオープンイノベーションに取り組んできたFINOLABのこれまでの成長、そして展望を柴田氏に語ってもらった。
記事 その他 活発化する中国投資、「税の落とし穴」にどう注意すればいいのか 活発化する中国投資、「税の落とし穴」にどう注意すればいいのか 2019/11/07 経済成長に陰りがみえる中国だが、旺盛な資金需要に対応するため、中国政府が主導して、海外から資金を集めようと躍起だ。外国人投資家に対する税の減免といった、さまざまな優遇策を拡大している。そこで、日本をはじめとする先進各国の資産運用会社も、中国への進出を加速させている。一方で中国への投資には税制改正も踏まえた慎重な判断が求められている。
記事 その他 銀行員匿名インタビュー「これからの銀行の生き残り方」 銀行員匿名インタビュー「これからの銀行の生き残り方」 2019/11/06 「銀行の9割はいらない」「地銀は20行に集約される」「いや、それどころか10行に集約される」など、マイナス金利による銀行の経営不振を機に、銀行への積年の恨みを晴らさんばかりのフレーズが飛び交っている。銀行が成長産業ではないことに疑いはないが、銀行員や銀行OB、フィンテック事業者は現状をどのように見ているのか。関係者へのインタビューを通じて現状の課題を確認するとともに、銀行のあり方や銀行員のキャリアについて、現実的な打ち手を模索する。第1回は地銀行員やメガバンク調査役から「銀行の課題と収益改善」をテーマに取材を行った。
記事 その他 「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」とは何か?そもそもなぜ構築すべきなのか 「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」とは何か?そもそもなぜ構築すべきなのか 2019/11/05 金融行政方針でも言及され、地銀を中心に構築が進む「リスクアペタイト・フレームワーク(RAF)」だが、そもそもRAFは何のために構築すべきものなのだろうか? すでに構築済みとされる金融機関では自行庫のリスクコントロールのモデルを示すにとどまっている様子がうかがえ、これでは統合リスク管理の延長そのものにも見えてしまう。筆者のチームでは全国の地銀や信用金庫を巡り、RAF構築の実態などに触れるなかで、現状のRAF構築の煮詰まり感を大いに感じているところである。本稿では、「金融当局が期待するRAFのKGI(ゴール設定)」を念頭に、本来あるべきRAFについて整理してみることとする。
記事 その他 日本人は「価値あるサービス」なら金融機関を乗り換える──リテールバンキング調査 日本人は「価値あるサービス」なら金融機関を乗り換える──リテールバンキング調査 2019/11/04 1 スマホ1つで預金や振り込み、投資もできるデジタルバンキング。今はメガバンクでもさまざまなサービスを提供している。スマホの利用が当たり前の世代にとっては、デジタルバンキングは便利な存在だ。ただし、銀行の顧客全体で見ると、その評価にはバラツキがある。現在、日本の顧客はどのようにデジタルバンキングを利用しているのか。「2018年リテールバンキング調査」を基に、オラクルフィナンシャルサービス グローバルビジネスユニット リージョナル セールス ディレクターの宮國均氏が解説する。
記事 その他 金融機関が直面する「従来型データ管理」の5つの課題とその解決方法 金融機関が直面する「従来型データ管理」の5つの課題とその解決方法 2019/11/01 日本の金融機関はこれまでデータ利活用に多大なシステムコストをかけてきた。しかし、近年は取り扱うデータ量および多様性が加速度的に増大し続け、従来型のデータ管理が限界を迎え、コスト面・人員面で金融機関のリソースを圧迫している。データ管理における現状の課題と対応方針について先進事例を元に考察する。
記事 その他 MS&AD 舩曵 真一郎 CDOに聞く、「インシュアテック」の本質とデジタル戦略 MS&AD 舩曵 真一郎 CDOに聞く、「インシュアテック」の本質とデジタル戦略 2019/10/31 フィンテックをはじめ、金融業界全体で生き残りを賭けたデジタル変革への取り組みが広がっている。中期経営計画「Vision 2021」の重点戦略に「デジタライゼーションの推進」を掲げ、デジタル化によるビジネス変革にも積極的に取り組むMS&ADインシュアランスグループホールディングス(以下、MS&AD)。同社 専務執行役員 グループ CDO CIO CISOで、海外のスタートアップの動向にも詳しい舩曵 真一郎 氏に、同社のデジタル戦略への取り組み、ならびにインシュアテック(InsurTech=Insurance + Technology)をはじめとした最新動向をどう見ているのかについて話を聞いた。
記事 その他 「目指すは“ドラえもん”」Origami、じぶん銀行らが語る日本のフィンテックの未来 「目指すは“ドラえもん”」Origami、じぶん銀行らが語る日本のフィンテックの未来 2019/10/30 近年バズワードとしてなじみ深い言葉となっている「フィンテック」。日本におけるフィンテックの現状とは。そして、日本がフィンテック事業で世界を牽引するために必要なこととは。じぶん銀行 榊原 一弥氏、サインポスト 西島 康隆氏、Origami 伏見 慎剛氏らフィンテック企業から3名を招いてディスカッションが行われた。メインファシリテーターは、財務副大臣(当時) 鈴木 けいすけ氏が務める。
記事 その他 DeFi(分散型金融)を解説、JPモルガンやフェイスブックが注力するワケ DeFi(分散型金融)を解説、JPモルガンやフェイスブックが注力するワケ 2019/10/29 従来型の金融では、金融機関や取引所などの中央管理システムが仲介することにより、円滑な取引を実現していた。現在注目されるのは、「さまざまな金融領域において中央管理を廃して利便性や透明性の向上を目指す」ことを目的とした「分散型金融(Decentralized Finance:DeFi)」だ。本稿ではDeFiの現在についてはもちろん、大手金融機関の動き、フェイスブックのLibra、そして展望を解説する。
記事 その他 レガシーシステムとフィンテックの共存戦略、ITガバナンス視点でレガシーを活用する レガシーシステムとフィンテックの共存戦略、ITガバナンス視点でレガシーを活用する 2019/10/28 経済産業省が2018年9月に公表したデジタルトランスフォーメーション(DX)レポートにおいて、DXの「足かせ」、はたまた「技術的負債」と呼称されているレガシーシステムの多くは、今も各金融機関の基幹系システムとしてサービスの中核を担っている。その一方で、フィンテック活用による新たな価値創出も求められており、各金融機関はレガシーとフィンテックとの共存を当面のあいだ余儀なくされる。ここでは、その共存の在り方についてITガバナンスの視点から検討し、レガシーを「負債」としての側面でなく「資産」として活用できる可能性も探る。
記事 その他 「国際金融都市 東京」はどうすれば実現できる?FinCity.Tokyo有友圭一専務理事に聞く 「国際金融都市 東京」はどうすれば実現できる?FinCity.Tokyo有友圭一専務理事に聞く 2019/10/25 2019年4月、東京が世界に冠たる国際金融都市になることを目指して、官民連携で各種プロモーションに取り組む組織、一般社団法人東京国際金融機構(通称:FinCity.Tokyo)が設立された。東京は一体どのような国際金融都市を目指し、そこにはどのような意図があるのか。また東京は他の国際金融都市から何を学ぶべきなのか。同組織で専務理事を務める 有友圭一氏に話を聞いた。
記事 その他 「GAFAでも太刀打ちできない」日本の金融の強みとは? みずほFG 石井哲専務に聞く 「GAFAでも太刀打ちできない」日本の金融の強みとは? みずほFG 石井哲専務に聞く 2019/10/24 あらゆる業種・業界で起きているデジタル・ディスラプション。デジタルを駆使する新規参入企業は既存のプレーヤーにとって脅威と呼べる存在だ。その脅威を認めつつも「長年にわたる蓄積に基づく、一朝一夕では新規参入組が真似できない強みがある」と主張するのはみずほフィナンシャルグループの取締役兼執行役専務であり、みずほ銀行の副頭取執行役員を務める石井哲氏だ。石井氏にこれからの金融の在り方と生き残り戦略について話を聞いた。
記事 その他 トランザクションレンディングとは? 非金融事業者の貸金業参入戦略と金融業の対応策 トランザクションレンディングとは? 非金融事業者の貸金業参入戦略と金融業の対応策 2019/10/23 事業会社(非金融業)による貸金業への参入のキラーコンテンツとして、与信判断に利用可能なトランザクションデータを用いた「トランザクションレンディング」を検討する企業が増えている。トランザクションレンディングとは、従来の財務情報を基に融資条件を設定するのではなく、日々の取引データなどを基に融資条件を設定するというもの。本稿では、金融機関および非金融機関でリスク管理のアドバイザリーを行っている筆者が、「データレンディングの現状と未来」の後編として、非金融の金融参入の戦略について解説すると同時に、従来型の金融機関による対応策を提言する。