記事 その他 米FRBが進めるリアルタイム決済「FedNow」とは? 歓迎する業界、そうでない業界 米FRBが進めるリアルタイム決済「FedNow」とは? 歓迎する業界、そうでない業界 2019/09/06 米連邦準備銀行(FRB)が現在、導入準備を進めているのがFedNowと呼ばれるサービスだ。内容はリアルタイム・グロス・セトルメント(RTGS)により、金融機関が顧客に対しエンド・ツー・エンドの支払いを24時間365日可能にする、また振り込みなどを迅速に、処理が行われれば数秒で支払いが完了するサービス提供を可能にするというもの。銀行業界、グーグル、ウォルマート、フェイスブックの反応やいかに。
記事 その他 バーチャルバンキングとオープンAPIの2大潮流、フィンテックで重要な4技術とは バーチャルバンキングとオープンAPIの2大潮流、フィンテックで重要な4技術とは 2019/09/05 今、多くの金融機関はデジタルトランスフォーメーション(DX)に注力している。QRコード決済やブロックチェーン技術など、最新のIT技術を活用することで、既存の金融業務枠に囚われないサービスを次々と生み出そうと模索している。世界のバンキングサービスにも詳しいオラクルフィナンシャルサービス グローバルビジネスユニット リージョナル セールス ディレクターの宮國均氏に話を聞いた。
記事 その他 慶大 坂井豊貴教授:なぜビットコインに魅せられるのか? ガチホ勢が考えていること 慶大 坂井豊貴教授:なぜビットコインに魅せられるのか? ガチホ勢が考えていること 2019/09/04 その経済学者は、最初は野口悠紀雄氏との出会いによって、また制度設計を研究する立場から、ビットコインの深みに引き寄せられていった─。『多数決を疑う』『暗号通貨VS.国家 ビットコインは終わらない』など数々の著作を持ち、自らもフルノードとしてビットコインの稼働に携わり、実際に売買も行いながら、ガチホ(ガチホルダー)勢として動向を追いかけ続ける慶應義塾大学 経済学部 教授 坂井豊貴氏。同氏にビットコインという暗号通貨の“本当の凄さ”について話を聞いた。
記事 その他 QRコードはもう古い、アリババやテンセントが進めるのは「顔認証決済」 QRコードはもう古い、アリババやテンセントが進めるのは「顔認証決済」 2019/09/03 2015年時点でキャッシュレス比率60%を誇る中国では、QRコード決済が常識になっていることは有名だ。日本でも多くのQRコード決済サービスが登場し、その普及率を各社が競っている状況であるが、中国はすでに次のステージへ進んでいるという。それが「顔認証決済」である。なぜアリババやテンセントは顔認証決済の導入に力を入れているのだろうか。世界のキャッシュレスをけん引する中国の現状から、日本が見失いつつあるキャッシュレスの本質が見えてきた。
記事 その他 インド・東南アジア現地で見たフィンテックの最新動向、時にアナログな仕組みも必要だ インド・東南アジア現地で見たフィンテックの最新動向、時にアナログな仕組みも必要だ 2019/09/02 フィンテックブームは何も日本だけのものではない。インドや東南アジアなど、主にアジア地域で注目されるフィンテック企業は、Unbanked(銀行口座を持てない人)と呼ばれる層への金融サービスや、“溶ける金融”などといった表現がなされるシームレスなサービスなどで、日本とは違ったユーザーペインに対して向き合っている。ここでは著者がアジア各地を訪れて見てきたスタートアップの取り組みを紹介したい。
記事 その他 チャレンジャーバンクが顧客獲得をリード、巨大金融機関が苦戦するワケ チャレンジャーバンクが顧客獲得をリード、巨大金融機関が苦戦するワケ 2019/08/30 フィンテックの始まりは金融の周辺サービスではなく、あらゆる領域に浸透してきている。海外では銀行機能を持つスタートアップが成長し、既存の金融機関もこの分野にかなりの投資をしている。しかし、資本の大きさだけでは雌雄は決さないようだ。「最前線」では何が見えているのか、初期からFinTechを見続けてきた筆者が解説しよう。
記事 その他 ブームの陰で課題、金融機関のサイバーセキュリティ対策は万全か? ブームの陰で課題、金融機関のサイバーセキュリティ対策は万全か? 2019/08/29 東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、金融機関におけるサイバーセキュリティ対策は待ったなしの状況にある。国際的イベントにはハッカーによるサイバー攻撃が付き物だからだ。G20からプレッシャーを受ける金融庁も、金融機関への行政指導を従前にも増して厳格化しつつある。他方、内部リソースが限定される地域金融機関では、少人数での対応を余儀なくされており、何が最善の答えなのかを暗中模索しているのが実態だ。このような中、金融庁ではトップダウンアプローチにより金融機関の体制整備を促している。
記事 その他 これからは特定課題を解決する「バーティカルフィンテック」が主流になるワケ これからは特定課題を解決する「バーティカルフィンテック」が主流になるワケ 2019/08/28 フィンテックが注目されてから数年が経ち、フィンテックという言葉を知る人はかなり増えたが、日常的にフィンテックを利用する人はそこまで多くはないだろう。フィンテックが多くのユーザーを獲得するためには、メリットを明確に訴求する必要がある。そのためには、特定の業種や領域において課題解決に貢献する「バーティカルフィンテック」が有力と思われる。
記事 その他 クラウドレス、メモリ主導型、ブロックチェーン……フィンテックを支える技術の今と未来 クラウドレス、メモリ主導型、ブロックチェーン……フィンテックを支える技術の今と未来 2019/08/27 異業種からの新規参入も増え、より企業間競争が激化している金融業界。デジタルを活用できない企業はもはや生き残るのが難しい状況になりつつある。デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現できる基盤テクノロジーとは何か。「クラウドレス」や「メモリ主導型コンピューティング」といった最新のIT動向を含めて、日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE) 執行役員 インダストリー営業統括本部 金融・公共営業本部 本部長 岡本昌之氏らに話を聞いた。
記事 その他 「iDeCo(イデコ)」基準緩和で何が変わるの? 若者に広がる「投資」への意識 「iDeCo(イデコ)」基準緩和で何が変わるの? 若者に広がる「投資」への意識 2019/08/26 これまで加入に際して一部、制限があったiDeCo(個人型確定拠出年金)について、希望すれば全ての会社員が利用できるよう、基準の緩和が検討されることになった。「貯蓄から投資へ」という政府の掛け声とは裏腹に、個人の資金が投資に向かわないという状況が続いてきたが、若年層を中心に徐々に意識も変わりつつある。金融機関は回転売買による手数料稼ぎが期待できないiDeCoに対しては消極的だったが、そろそろこうしたスタンスを転換する時期に差し掛かっている。
記事 その他 キャッシュレス大国アメリカに“Payブーム”がまったく来ないワケ キャッシュレス大国アメリカに“Payブーム”がまったく来ないワケ 2019/08/23 クレジットカードが初めて誕生し“キャッシュレス大国”として知られてきた米国。だが現在は、Apple PayやSamsung Payなどのスマホ非接触型決済がなかなか普及せず、中国では常識となったQRコード決済も一般にあまり知られていないなど、その後進性が目立つ。なぜこうした差が生まれたのか。またこの先、米国と中国の決済フィンテックは、どのような発展の違いを見せるのか。読み解いていく。
記事 その他 激変する資産運用会社、「マネーゲームのプロ」から成長モデルは二分化へ 激変する資産運用会社、「マネーゲームのプロ」から成長モデルは二分化へ 2019/08/22 世界の資産運用会社64社を対象とした調査によると、資産運用の総額は拡大しているものの、資産運用業界全体の収益性が低下していることが分かった。欧米を中心とした金融当局、機関投資家が「資産運用の透明性」「適正な利潤」を厳しく求めるようになった結果、コストパフォーマンスを追求する「価格競争」が激化したためだ。大規模運用会社が、スケールメリットを生かして利益率を高めている一方で、特色のあるファンドで定評のある中小運用会社が急成長するなど、成長モデルが二分化しており、生き残りを賭けた再編が加速している。
記事 その他 楽天証券はどこへ向かうのか? 楠社長に聞いた「フルデジタル」化への取り組み 楽天証券はどこへ向かうのか? 楠社長に聞いた「フルデジタル」化への取り組み 2019/08/21 ITエンジニア出身という楽天証券 代表取締役社長 楠 雄治 氏は「ネット証券を開始してからの20年は波乱万丈だった」と振り返る。ネット証券では日々の売買、すなわちトレーディングビジネスが主軸であったために、常にマーケットの波に左右されてきたからだ。しかし今、投資の世界では、“サテライトマネー”から“コアマネー”へのマインドシフトが起こっているのだという。その詳細とともに、同氏が描く楽天証券の未来像、未来に向けた取り組みについても聞いた。
記事 その他 ネオバンク構想が進み、ATMやスマホさえ消えるかもしれない ネオバンク構想が進み、ATMやスマホさえ消えるかもしれない 2019/08/20 「ネオバンク構想のもと、キャッシュレスは大きく進み、最終的にはATMやスマホも消えてなくなってしまうかもしれない」と大胆に予想をするのはモーニングスター 代表取締役社長 朝倉智也氏だ。既存の金融業界にとって、今までのビジネスの自己否定は非常に難しいものの、それでも根本的に変わる覚悟をかためて進まないと明日はないと警鐘を鳴らす。金融業界におけるデジタルトランスフォーメーションによる未来とは。
記事 その他 銀行に大変革が起きる年は「2023年」と言える理由 銀行に大変革が起きる年は「2023年」と言える理由 2019/08/19 銀行がテクノロジーキャッチアップに遅れたのは、金融不況に見舞われた上にインターネット対応をためらったことが大きな原因だった。ファットなコスト構造を改革することなくここまで来たこともそれに輪をかけた。ここ数年のフィンテックブームで動き出した面もあるが、この先、金融機関を待ち受けている未来は?京都大学公共政策大学院 教授であり初代日銀FinTechセンター長を務めた岩下 直行氏が直言する。
記事 その他 auフィナンシャルHD勝木社長が主張、未来予見より大切なのは「変わらない価値」 auフィナンシャルHD勝木社長が主張、未来予見より大切なのは「変わらない価値」 2019/08/16 さまざまな金融サービスがしのぎを削る中、顧客からの支持が伸びる先にこそ、各経済圏の成長があると語るのはauフィナンシャルホールディングス 代表取締役社長 勝木 朋彦氏だ。AIなどのテクノロジーの進化は絶えず注目すべきだが、勝木氏はやみくもに未来を予見せず、変わらない価値の提供にこそ努力すべきだと主張した。
記事 その他 AIを使えば、キャッシュレス決済での「不正利用」を防ぐことができるのか AIを使えば、キャッシュレス決済での「不正利用」を防ぐことができるのか 2019/08/16 数年前からクレジットカードの不正利用が再び増加に転じ、業界内で問題視されていたなかで、最近のQRコード決済による不正利用が社会的にも問題になりつつある。キャッシュレス決済の拡大のためには不正対策が重要であることは言うまでもなく、そのようななかで、AI技術(人工知能技術)を活用した不正対策にも期待が集まっている。本稿ではAI技術を活用した不正対策の有効性について実際の取り組みを交えて考察する。
記事 その他 野口悠紀雄氏:ブロックチェーンの先にある量子コンピューターの“破壊力” 野口悠紀雄氏:ブロックチェーンの先にある量子コンピューターの“破壊力” 2019/08/15 フィンテックは銀行業界のみならず保険業界でも重要な変化を起こしていた。AIによって保険契約者の保険料や保険金をパーソナライズすることが可能になるとともに、ブロックチェーンを活用した保険により、保険会社が要らなくなり、保険金の支払いも即座に支払えるようになるという。そしてその先、量子コンピューターの普及は、我々の社会に対してブロックチェーン以上に計り知れない影響をもたらす──。野口氏は衝撃的な未来予測を披露した。
記事 その他 インシュアテック最前線、「保険好き日本人」がなぜ正しく保険を選べないのか インシュアテック最前線、「保険好き日本人」がなぜ正しく保険を選べないのか 2019/08/15 日本人は保守的で、保険が好きな傾向が強いと言われているものの、新しいテクノロジーを利用した、いわゆる「InsurTech(インシュアテック)」のビジネスを展開しているスタートアップはまだ少ない。そんな中、インシュアテック領域に関心の高い人々が集まるミートアップが大手FINOLABで開催された。10回目となる今回のイベントでは保険業界の「顧客に最適な『金融サービス』に向けたチャレンジ」をテーマに、みんかぶ保険の山田和範氏、お金の健康診断の加々美文康氏が登壇、モデレーターとしてhokanの尾花政篤氏らが2人に話を聞いた。
記事 その他 楽天証券 楠 雄治社長:フィンテックの本質が「UXの進化」にあると言える理由 楽天証券 楠 雄治社長:フィンテックの本質が「UXの進化」にあると言える理由 2019/08/14 「フィンテックとはUXの進化のこと」と語るのは楽天証券 代表取締役社長 楠 雄治 氏だ。また、フィンテックブームとともに、AIやロボティクスなどさまざまな最新テクノロジーが同時並行的に本格活用されはじめてきた。こうした状況が、エンジニア出身経営者である楠氏の目にどう映っているのか。金融を巡る“今”について話を聞いた。
記事 その他 “デジタル免許証”が「アプリで身分証明」を実現?財布なし時代到来か “デジタル免許証”が「アプリで身分証明」を実現?財布なし時代到来か 2019/08/14 多くの人々にとってなくてはならないものとなったスマホ。さまざまなアプリによって人とのつながり、マネジメント、趣味などあらゆる面でスマホが利用されているが、今注目されているのは「個人識別をスマホで行う」という試みだ。一方でモバイル決済も広がりつつあり、「財布の中にあるもの」のデジタル化が進んでいる。スマホの役割は一体どこまで拡大するのだろうか?
記事 その他 東大 高木聡一郎氏:デフレーミングされる金融業界、ブロックチェーンで進むビジネスとの融合 東大 高木聡一郎氏:デフレーミングされる金融業界、ブロックチェーンで進むビジネスとの融合 2019/08/13 フィンテックという言葉が登場して久しいが、テクノロジーの進化がいよいよ本格的にこれまでの金融のあり方をくつがえそうとしている。今、何が起こって、これから何が起ころうとしているのか。経済産業省「ブロックチェーン技術を活用したシステムの評価軸整備検討委員会」委員長も務めた東京大学大学院情報学環 准教授 高木聡一郎氏に話を聞いた。
記事 その他 リーマン以来の苦境、異次元緩和で「冬」到来の銀行に打ち手は残っているのか リーマン以来の苦境、異次元緩和で「冬」到来の銀行に打ち手は残っているのか 2019/08/13 「冬来たる」。人気海外ドラマシリーズ、『ゲーム・オブ・スローンズ』の第1話のタイトルだ。ドラマは今春、最終回を迎えたが、銀行はこれから冬本番を迎えそうだ。異次元緩和、特にマイナス金利政策で貸出金利は急速に低下した。貸出金利の低下が続いており、収益の下押し圧力が続く。資本への投資と異なり、貸出は収益の上振れが期待できない。銀行経営の命綱とも言える国債金利は超長期まで低水準にあり、貸し倒れ損失をカバーする余地が少ない。有価証券利息配当金、役務取引等利益の増加も期待できず、景気後退による信用コストの増加が懸念される。経営の厳しい地方銀行では単体での存続が難しい先が出てくる可能性がある。
記事 その他 ネット投信の基本を解説、コストの次のテーマが「UI/UXとなる」理由 ネット投信の基本を解説、コストの次のテーマが「UI/UXとなる」理由 2019/08/09 日本の投資信託(投信)の歴史は60年を超えるが、その中でインターネットによる販売が本格化したのはここ10年ぐらいのことである。しかし、その10年で投信を巡る環境は大きく変化した。ここではネット投信の基本や収益構造を解説するとともに、その競争は次にどこに向かっているのかについて解説する。
記事 その他 LINE Financial 齊藤哲彦社長に聞く、LINE Scoreは金融業でどういう役割を担うのか LINE Financial 齊藤哲彦社長に聞く、LINE Scoreは金融業でどういう役割を担うのか 2019/08/09 人生を豊かにするピースは人々との「つながり」と「お金」だ──LINE Financial 代表取締役社長 CEO 齊藤哲彦氏はそう断じる。コミュニケーションプラットフォームとしての成功をスプリングボードに、「金融の民主化」を掲げ金融プラットフォーム提供へと乗り出したLINE。6月には新しいサービス「LINE Score」などをローンチした。金融業界で今起こっている変化をどのように見て、LINEは金融サービスをどう変えていこうとしているのか。齊藤社長に聞いた。
記事 その他 auフィナンシャルHD 勝木朋彦社長に聞く、すべての人を巻き込む金融「第二波」の破壊力 auフィナンシャルHD 勝木朋彦社長に聞く、すべての人を巻き込む金融「第二波」の破壊力 2019/08/08 2019年4月1日、金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス」を立ち上げたKDDIグループ。銀行、決済、資産運用といった金融グループ各社をauブランドの下に統合し、スマホ・セントリックな決済・金融体験を総合的に提供する「スマートマネー構想」を進めていくという。同社 代表取締役社長 勝木 朋彦氏に、これまでの金融とこれからの金融、新しい金融プレーヤーが何を強みにどこへ向かうのかなどについて話を聞いた。
記事 その他 モーニングスター朝倉智也社長:これからプラットフォーマーでさえ要らない世界が来る モーニングスター朝倉智也社長:これからプラットフォーマーでさえ要らない世界が来る 2019/08/08 1 ブロックチェーン、AI(人工知能)の進展により、数々の破壊的イノベーションを起こしてきたプラットフォーマーでさえも不要になるまったく新しい未来がやってくる──。インターネット証券の台頭を黎明期から見守ってきた投信評価機関であるモーニングスター 代表取締役社長 朝倉智也氏はそう断言する。近日『お金の未来年表』を上梓し、そこでお金の未来を解説したという朝倉氏にこの先の金融業界に起きる出来事を予想してもらった。
記事 その他 ステーブルコインとは何か? ブロックチェーン時代の新たな基軸通貨となりえるのか ステーブルコインとは何か? ブロックチェーン時代の新たな基軸通貨となりえるのか 2019/08/08 ブロックチェーン上で価格が安定した通貨を発行する「ステーブルコイン」と呼ばれる試みが最近になって注目を集めている。ステーブルコインの可能性は、価格が安定した通貨として、店舗等での支払いに使われることだけではない。ステーブルコインはブロックチェーン上に存在するという特性から、ブロックチェーン上の複数のサービスとシームレスに相互連携できるため、将来的にブロックチェーン上のサービスの基軸通貨となる可能性が期待される。本稿ではステーブルコインの可能性に注目し、これを利用するために考慮すべきリスクについて考察する。
記事 その他 野口悠紀雄氏:金融の未来はどう変わるのか? 中国で台頭する「デジタルレーニン主義」 野口悠紀雄氏:金融の未来はどう変わるのか? 中国で台頭する「デジタルレーニン主義」 2019/08/07 ブロックチェーンは金融業を根本からくつがえしうる革命的技術で、たとえば中央銀行がこれを利用すれば、銀行は不要になり、社会も一変する可能性がある──早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問で、一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏はそう語る。中国ではすでに “デジタルレーニン主義”と呼ばれる国民完全管理が台頭する可能性があるという。いったい、この先どのような世界が私たちを待ち受けているのか。野口氏に詳細を聞いた。