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- 2022/08/29 掲載
グーグルはバーチャル量子コンピューター「QVM」提供で何を狙う? 激化する開発競争
英大学院修了後、RPA企業に勤務。大手通信社シンガポール支局で経済・テクノロジーの取材・執筆を担当。その後、Livit Singaporeでクライアント企業のメディア戦略とコンテンツ制作を支援(主にドローン/AI領域)。2026年2月、シンガポールで「SimplyPNG」を設立し、AI画像編集のモデル運用とGPUコスト最適化を手がける。主にEC向け画像処理ワークフローの設計・運用自動化に注力。
グーグル、仮想量子コンピューターをローンチ
グーグルは2022年7月19日、仮想環境で動く量子コンピューター「Quantum Virtual Machine(QVM)」をローンチした。グーグルの発表によると、このQVMは同社ラボにおける量子コンピューターのプログラミングをエミュレートでき、サーキット検証(circuit validation)などを実行できるようになるという。
この過程では、グーグルの量子プロセッサー「Sycamore」が活用される。
Sycamoreプロセッサーにおける、量子ビットディケイ(qubit decay)、ディフェージング(dephasing)、ゲート(gate)、読み出しエラー(readout errors)などの測定値をQVMにフィードし、これをプロセッサーの量子ビット接続(qubit connectivity)と組み合わせ、量子プロセッサーのような出力をシミュレートする。
QVMはブラウザからPythonを実行できるWebサービス「Colab」を介して無料で利用でき、量子コンピューターのプログラミングやプロトタイピングを簡単に行えるようになる。
量子プログラミングを構築する上で、グーグルが公開したオープンソースの量子プログラミングフレームワーク「Cirq 1.0」を利用することも可能。Cirqは、量子コンピュータープログラミングの記述・実行・結果を分析するためのPythonベースのフレームワークだ。
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