- 2005/12/21 掲載
富士通とシスコシステムズ、ネットワークスイッチの管理と信頼性強化で協業
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下、富士通)と、インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒澤保樹)は、今般、大規模エンタープライズ、およびサービスプロバイダのネットワークに対する管理と信頼性の強化において、日本国内のビジネスで協業すると発表した。
具体的には、富士通の「Proactnes/SN(プロアクトネス エスエヌ)」をシスコ社のスイッチ「Cisco Catalyst6500シリーズ」が提供する「Generic Online Diagnostics(GOLD)」機能に今後対応させることで、ネットワークの管理と信頼性強化を図る。
この協業は、2004年12月に締結された、富士通とシスコシステムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長兼CEO :ジョン・チェンバーズ)の戦略的提携に基づくものである。
富士通は、ネットワークの運用管理を行うソフトウェア「Proactnes/SN」により、構成管理・プロビジョニング・サービス運用状況管理などの機能を提供している。シスコ社のGOLD機能は、診断を行うための共通の枠組みを定義して、ハードウェアコンポーネントの稼働状態をチェックし、システムデータやコントロールプレーンが正しく稼働しているかどうかの検証を可能としている。
今回の協業により、お客様は、操作性に優れたネットワーク運用管理ソフトウェアの画面を通じ、複雑なコマンドを個々に実行することなくネットワークの状態の診断ができ、診断結果の解析を平易に行え、システム上のハード障害を引き起こす可能性を検知することができるという。
◆協業の背景
今日のネットワーク化社会においては、サービスプロバイダはもちろん、企業ネットワークも、ビジネスインフラとしての信頼性と稼働率が要求されている。
富士通とシスコは、2004年12月にルータ・スイッチ分野で戦略提携を発表した後、協調してソリューションを開発・提供してきた。今回、ネットワークの高可用性(ハイアベイラビリティ)に関する市場ニーズに応えるため、両社の強みを活かした協業を進めることになった。これにより、ネットワークインフラを提供する技術と、それを管理、運用するためのノウハウを、予防保全の領域においても統合・提供することが出来るようになる。
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