- 2006/04/21 掲載
検疫ネットワークを強化する運用・管理サービスと教育プログラム
検疫ネットワークとは、セキュリティ状況を確認し、安全と判断したPCのみに企業内ネットワークへの接続を許可するシステムであり、設定やセキュリティポリシ準拠が不十分であると判断したPCを一時的に隔離することができる。
ネットワンシステムズは、Cisco NACバージョン2のインテグレーション技術に加え、セキュリティ管理を強化するサービスと、セキュリティポリシを遵守した運用を実現する技術者教育プログラムを提供するという。
ウイルス/ワーム感染による情報漏洩が社会的問題になっている今、ウイルスやワーム感染が急速に広がるというアウトブレイクを未然に防止することが企業にとって緊急の課題になっている。ウイルスに感染する危険性の高いPCに、動的に対処する新しいシステムCisco NAC バージョン2に対する企業の期待が高まっているという。
ネットワンシステムズは、その導入を推進していく中で、Cisco NACとウイルス対策サービスを組み合わせることで、ユーザー企業のPCセキュリティ管理がより強固になることに着目したという。
ウイルスの対策のコンサルティング、モニタリング、レポート、障害復旧支援を実現する「NetOneセキュリティマネジメントサービス パッケージ Vol.01」は、ネットワングループがネットワークオペレーションセンターの運営で培った監視ノウハウに、トレンドマイクロのトレンドマイクロ エキスパートサービスを付加して開発した。ネットワークセキュリティの課題をPCレベルで把握し、的確な解決策の提示や効果測定を実施することが可能になるという。
一方、Cisco NACに関して、ユーザー企業の技術者が導入・運用・障害対応の実践的スキルを習得できる教育プログラムは、これまで提供されていなかった。検疫ネットワークは、セキュリティポリシの反映や既存ネットワークとの連携など、企業ごとに異なる要件に柔軟に対応する必要があるため、ユーザー企業側での導入・運用が非常に重要となる。
ネットワンシステムズは市場ニーズに応えるべく、技術者教育機関ネットワークアカデミーにおいて、トレンドマイクロと「実践Cisco NAC 2 検疫ネットワーク運用・管理コース」を共同開発した。既存ネットワーク環境への検疫ネットワーク導入、セキュリティポリシを反映した機器設定、運用フローの確立など、現場で想定される課題の解決方法についてトレーニングする、Cisco NAC 2に初めて対応した技術者教育プログラムだという。
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