- 2006/06/05 掲載
【オープンソースマガジン】今すぐはじめる ウイルス/セキュリティ対策 その1(2/2)

問題を検知する製品にはさまざまなものがあるが、機能を大別すると表1のように、通信を検知するものと、ファイルを検知するものに分けられる。通信の検知はリアルタイムで行われるが、ファイルに対する検知も、ファイルの読み書きが発生したタイミングで内容を検索し、リアルタイムに検知できるものがある。ファイルの読み書きのタイミングで検索を行うには、OS部分(カーネル部分)で内容を横取りする機能を実装する必要があり、対応した検索ソフトウェアはOSの種類、バージョンと密接である点に注意が必要だ。カーネルのアップデートがあった場合は、そのカーネルに合った検索ソフトウェアを入れ直すこととなる。

実際の製品には、1つの機能のみを持つもの、複数の機能を持つものなどさまざまであり、複数の機能をハードウェアと一体に製品化しているアプライアンスが多いののもこれら対策製品の1つの特徴だ。共通して言えることは、セキュリティ対策は日々アップデートが必要なものなので、売り切りというものは実質的にない。何かしらの保守体制、アップデート体制があるので、導入検討の際はチェックしておきたいポイントの1つだ。

簡単導入で外部からの
ウイルス侵入を防ぐ F-Secure アンチウィルス Linux ゲートウェイ |
ファイルアクセス時の
高速リアルタイム検索を実現 Sophos Anti-Virus for Linux |
メールの管理体制を強化する
HDE Mail Filter |
メール/Webのセキュリティを
すぐに強化するアプライアンス ThreatWall |
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