• 2007/09/25 掲載

【第6回】検索エンジンの役割

最新!誰でもわかるサイト集客・成約率アップの成功戦略

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現在、ブログはコンシューマー・ビジネス共に、継続的な発展を続けている。すでに多くのユーザーは、情報発信ツールとしてだけではなく、アフィリエイトやテキスト広告など収入源にもしている。また、ビジネスユースは、Webサイトへの広告費用を年々増加している。本記事では、これらのユーザーがさらにその効果を上げるために、いかにサイトの集客数を増やすか、成約率をあげるかについて解説する。


 前回は、SEOの詳細とその重要性、及び集客・売り上げアップのプロセスを説明した。今回は、SEOでキーになる、検索エンジンの役割について理解してもらうために、集客のノウハウを説明していく。

検索エンジンの役割


図6-1 各種検索エンジン
 ここで、いったん検索エンジンについて復習してみよう。インターネットでビジネスする際に必要になる道具として、ウェブページがある。テレビが視聴率を上げるのと同様、ウェブページもページビューを増やすことが重要になる。繰り返しになるが、SEM・SEOの理解と対策が必要になるのである。

 これから、検索エンジンの役割について説明する。SEO(検索エンジンもしくはナチュラルサーチ)による検索表示結果の順位は、グーグルなど各検索エンジンのアルゴリズムによって決まる。これは、検索結果を表示する上で、順位決定するためのプロセスのことである。

 たとえば、グーグルでは、検索表示結果の順位について、非常に高機能な「アルゴリズム」という、「計算処理手順」を使って決めている。実際に、それぞれのインターネット上のウェブサイトの内容(テキスト文字)を分析して、ウェブサイトの重要度を評価する仕組みになっている。

●大手検索エンジン3社(日本でのシェア)
第1位 Yahoo! JAPAN
第2位 Google
第3位 MSN(マイクロソフト)


検索エンジンの検索事例

 「パソコンショップ」という文字を、Yahoo! JAPANやグーグルで検索したとする。その時、その「パソコンショップ」という言葉(テキスト文字)について、ユーザーが検索する事前に、各検索エンジンのアルゴリズム(コンピューター、サーバー)が、それぞれのインターネット上のいろいろなウェブサイトを巡回し、その中身を分析しているのである。その結果として、最も「パソコンショップ」という文字に合致すると判断したウェブサイトから順番に表示していくのである。簡単に言えば、これがアルゴリズムである。

 ここで、検索エンジンの役割とは何か、今一度復習してみる。
検索エンジンの役割
ユーザーがほしい情報を、(1)正確に、(2)短い時間で、(3)簡単に、提供すること。


 検索エンジンのアルゴリズムは、日々変化し、最適な結果をお客様に提供できるように、改良され続けている。つまり、それに対応するSEO対策も日々変化していくべきである。古いSEO対策を実施しても意味がなく、現在の検索エンジンのアルゴリズムを理解したうえで、ウェブサイトを作成することが重要なのである。

検索エンジンの各国のシェア

 ここで、検索エンジンの各国のシェアについて説明したい。世界的に見ると、圧倒的にグーグルのシェアがトップなのである。しかしながら、日本は特殊なマーケットとなっており、Yahoo! JAPANが約7割弱のシェアを握っている。また、日本のYahoo! JAPANに関しては、1日あたりのウェブページ閲覧数も、10億ページビュー以上あるといわれている。この数字から、日本のYahoo! JAPANは、圧倒的なメディアとしての力を持っているといえる。それゆえに、日本におけるSEO対策では、Yahoo! JAPANへの対策が必須なのである。ちなみに、日本でYahoo! JAPANがトップシェアとなっている理由は、日本では、インターネット=ヤフーというブランディングが成立している結果であると考えられる。

●検索エンジンの各国での利用率

国の名前    グーグル Yahoo!  MSN
日本      30.87%  66.32%  31.39%
アメリカ    53.42%  34.25%  27.52%
フランス    70.62%  16.42%  20.54%


(*)利用率であるため、合計が100%にはならない。あくまで利用したことがある、検索エンジンという意味での調査結果


検索エンジンと検索キーワード

 再度思い出していただきたい重要な事として、「検索するキーワードは、インターネット利用者の関心そのもの」であるということだ。

 例えば、「パソコン 激安」というキーワードを入力しているユーザーは、おそらく、パソコンを安く買おうと思っている、または、その価格情報を知りたいユーザーであろう。

 家電量販店や、ネットショップでパソコンを売る店の場合、先ほどのキーワード「パソコン 激安」といったキーワードで、検索エンジンによる検索結果の上位に表示されるようにしたら、ターゲットとなるユーザーを集客する事が可能になるのである。このように、自分たちがアプローチしたいユーザーを集客するのに、どのキーワードが適切なのかを、分析することは非常に重要なSEO対策なのである。

検索結果1ページ目の重要性

 ここでは、検索エンジンの基礎的な事柄を説明する。私たちの実体験から理解していただけると思うが、まず、ほとんどのユーザーは、検索結果のページを1ページしかみない。簡単に言うと、SEO対策をする場合は、検索エンジンにおける、検索結果の1ページ目に表示される事を目標にして対策を施すべきである。以下の図は、Yahoo! JAPANにて、“英会話教室 比較”で検索した結果の、1ページ目と2ページ目の表示を示したものである。検索結果も、基本的には1ページ目でユーザーがほしいと思っている“英会話教室“についての”比較“の主なウェブサイトは網羅されていることがわかる。


図6-2 検索結果1ページ目

図6-3 検索結果2ページ目


 以上のように、今回は、SEOでキーになる、検索エンジンの役割について理解していただけたと思う。次回は、SEOのキーとなる検索エンジンの種類と活用方法概要について説明をする。  

【売上アップ】Web解析2.0
吉川 功(よしかわ・いさお)
1996年、ソフトバンクモバイル(当時、東京デジタルホン)
に入社、2G/3Gの立ち上げ業務に従事。その後、ソフトバン
クBBにて、法人インターネット事業のプロジェクトマネジ
メント業務を経験し、2004年マルチメディア総合研究所に
入社後、アイピーモバイルにてオールIPモバイルブロード
バンドの立ち上げプロジェクトに参加。

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