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  • 2025/10/24 掲載

【誰でも再現可能】Gemini×Googleサイトを使った「秒速レポート作成術」全手順解説

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定期的なレポート作成は多くのビジネスパーソンにとって負担の大きい作業ですが、Googleの生成AIツール「Gemini」とその革新的な機能「Canvas(キャンバス)」「Gem」、そして「Googleサイト」を組み合わせることで、誰でも簡単かつ効率的に再現性の高いレポートが作成できるようになります。本記事では、専門知識がなくても使えるこれらのツールの連携方法や、手作業による集計や資料デザインの手間を大幅に削減できる手順を、分かりやすく具体的に解説します。レポート作成の効率化を目指す方は必見です。
執筆:三浦 圭人

三浦 圭人

ChatGPTやクリエイティブ系AIの情報・アイデアなど発信。生成AIを使った業務効率化コンサル、AI活用アドバイザーなどを複数社就任。YouTubeチャンネル登録者数 16万人越え。イベント登壇、AI活用セミナー、AIを活用したワークフロー構築ボットの制作、SNS運用など幅広く活動。

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難しい手順は一切なく、このようなレポートが手軽に作れるようになります

ステップ1:Geminiの「キャンバス機能」を活用したレポートの自動生成

 定期レポート作成の第1歩は、Geminiの「キャンバス機能」を使って、必要な情報を網羅したレポートのベースを迅速に作成することから始めます。この機能は、複雑なデータや情報をAIが解析し、視覚的に整理されたレポート形式で出力する能力を持っています。

https://www.youtube.com/watch?v=NLeKbuZ4edA
動画で学びたい方はこちら

1-1. Geminiへのアクセスとキャンバス機能の有効化
 まず、GoogleのGeminiにアクセスし、作業を開始します。レポート作成を効率化するためには、「キャンバス(Canvas)機能をオンにする」ことが不可欠です。この機能は、Geminiとのインタラクションを通じて、テキストだけでなく、より構造化されたアウトプットや視覚的な要素を含むコンテンツ生成を可能にします。キャンバス機能が有効になることで、Geminiは単なるテキスト応答にとどまらず、レポート作成に特化した多様な表現力を発揮できるようになります。

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Canvas機能をオンにすることが不可欠

1-2. レポート内容の具体的な指示と情報検索の実行
 次に、Geminiに対して作成したいレポートの内容を明確に指示します。たとえば、「2025年現在での国内の生成AI利用率をレポートとしてまとめてください」といった具体的なプロンプトを入力します。

 Geminiは単に指示されたテキストを生成するだけでなく、高度なインターネット検索機能を搭載しています。この機能により、入力された指示に基づき、最新かつ関連性の高い情報をWeb上から収集し、その情報を基にレポートの内容を構築します。この過程で、AIは情報の正確性を高めつつ、人間が手動で検索・整理する手間を大幅に削減します。

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Geminiはインターネット検索を駆使しながらテキスト生成を行う

1-3. インフォグラフィックによる本格的な資料化
 Geminiがテキスト形式でレポートの概要を生成した後、それをさらに見やすく、プロフェッショナルな資料に昇華させるのが「インフォグラフィック」作成機能です。テキスト生成後、画面右上の「作成」ボタンをクリックし、表示されるオプションの中から「イ フォグラフィック」を選択します。

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インフォグラフィック機能を用いることで視覚的に優れた資料を生成します

 この操作により、Geminiは生成したテキスト情報と収集したデータを基に、自動的にインフォグラフィック形式の資料を作成し始めます。この時にHTMLコードが羅列される様子が示されていますが、これはGeminiがWebサイトやアプリケーションの表示に使われる「HTML」という言語を用いて、レポートのデザインと構造を構築していることを意味します。

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生成AI利用率に関するレポートを作ってもらった様子

ポイント:キャンバス機能の真価
  • HTMLによる美しいデザインの自動生成: Geminiのキャンバス機能の最大の特長は、プログラミング知識が一切なくても、プロフェッショナルなデザインのレポートをHTML形式で自動生成する点です。これにより、見栄えの良い資料作成にかかる時間と労力をゼロに近づけることができます。手動でのデザイン調整やレイアウト設定は不要です。

  • 視覚的な分かりやすさで情報を瞬時に理解: 単純なテキスト情報だけでは伝わりにくいデータも、グラフや図、適切な色使いを駆使したインフォグラフィックによって、ひと目で内容を理解できる視覚的に魅力的な資料に変換されます。これにより、レポートの受け手は複雑な情報も素早く正確に把握することが可能になります。

  • 関連情報の集約と高度な分析: Geminiは、インターネット検索で収集した複数の情報を適切に統合し、テーマに沿った情報を1枚の資料に凝縮します。今回の例では、2025年の日本の生成AI利用動向について、個人利用率(30%)、企業利用率(41%)、年代別利用率、主な利用シーン、企業導入の現状といった多角的なデータが、非常に分かりやすく整理されています。これにより、レポートとしての完成度が格段に向上します。
【次ページ】ステップ2:作成したレポートをGoogleサイトに埋め込む
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