• 2026/04/10 掲載

グーグル、Geminiに対話型の3Dモデルと図表生成機能を追加

物理シミュレーションや分子構造の回転など動かしながら確認

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米Googleは、対話型AI「Gemini」において、3Dモデルやインタラクティブな図表を生成し、チャット上で直接操作できる新機能の提供を開始した。従来の静的なテキストや画像による回答から脱却し、物理シミュレーションや分子構造の回転など、ユーザーが動かしながら情報を確認できる環境を実現する。
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(画像:ビジネス+IT)
 米Googleは対話型AI「Gemini」をアップデートし、チャット内で直接操作できる3Dモデルやインタラクティブな図表の生成機能を追加した。利用者は出力されたコンテンツを単に読むだけでなく、画面上で回転させたり、数値を変更して物理シミュレーションを実行したりすることが可能になる。

 具体的な活用例として、分子構造の3Dモデルを任意の角度から確認する機能や、天体の軌道シミュレーションなどが提示されている。月と地球の軌道を再現するシミュレーションでは、ユーザーが初速度や重力の強さをスライダーや数値入力で調整し、安定した軌道条件をその場で検証できる。学習科学に基づいたアプローチを採用しており、ラベルをタップして特定の部位の解説を表示させるなど、利用者の能動的な情報収集を促す仕組みが組み込まれている。

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【図版付き記事はこちら】Geminiがアプリで3Dやインタラクティブな図形にも対応(図版:ビジネス+IT)

 この機能拡張の技術的基盤となっているのが、最新モデル「Gemini 3.1 Pro」および高度な推論モード「Deep Think」の導入である。空間認識能力と論理的推論能力が強化されており、ユーザーが描いた手書きのスケッチを解析して3Dプリント可能なデータに直接変換する処理にも対応する。さらに、指定された条件に基づいてリアルタイムで物理演算を行い、SVG形式の複雑なアニメーションやシミュレーションを自律的に生成する能力も備えている。開発や研究の領域においても、複雑な科学的・工学的課題に対し、物理的な妥当性を持った成果物を生成するツールとしての利用が想定されている。

 新機能は、ウェブブラウザからGeminiのProモデルを利用する世界の一般ユーザー向けに順次展開されている。一方で、教育機関向けのEducationアカウントおよび企業向けのWorkspaceアカウントは初期段階の提供対象外に指定されている。Googleはテキストや静止画を出力する従来の処理から、物理法則や論理構造を反映した操作可能なオブジェクトを生成する方向へとAIの機能を拡張している。

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