• 2026/05/29 掲載

アンソロピックがシリーズHで650億ドルを調達、評価額はオープンAIを上回る

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米アンソロピックは現地時間2026年5月28日(現地時間)、シリーズHの資金調達ラウンドにおいて650億ドルを獲得し、ポストマネー評価額(資金調達直後の企業価値)が9,650億ドルに達したと発表した。2026年秋に見込まれる新規株式公開に向けた動きが本格化する中、競合である米オープンAIの評価額を上回った。
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(画像:ビジネス+IT)
 今回の資金調達は米アルティメーター・キャピタル、米ドラゴニア、米グリーンオークス、米セコイア・キャピタルが主導した。調達額には米アマゾンからの50億ドルを含むクラウド事業者からの既コミット投資150億ドルが含まれる。米マイクロン、韓国サムスン、韓国SKハイニックスの半導体大手3社も戦略的インフラパートナーとして新たに参加し、計算能力拡張に向けたハードウェア供給網の連携を図る。

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【図版付き記事はこちら】
アンソロピックの年換算収益は2026年5月上旬時点で470億ドルを突破
(図版:ビジネス+IT)

 同社の年換算収益は2026年5月上旬時点で470億ドルを突破している。アカウント単位のライセンス販売から処理データ量に応じたワークロード連動型課金モデルへの移行により、エンタープライズ顧客からの収益が拡大している。最高財務責任者のクリシュナ・ラオは、調達資金を記録的な需要への対応と、研究開発の最前線維持、主力モデルであるClaudeの展開拡大に充てると表明した。

 市場では同社が早ければ2026年10月にも新規株式公開(IPO)を実施するとの観測が出ている。上場に向けた資金調達総額は600億ドルを超えると予想され、すでに米ゴールドマン・サックス、米JPモルガン・チェース、米モルガン・スタンレーとの間で主幹事選定に向けた協議が始まっている。現在の上場前評価額9,650億ドルは2026年3月時点の米オープンAIの評価額8,520億ドルを抜いており、AIスタートアップとして世界トップの規模に位置付けられる。

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