• 2026/05/29 掲載

欧州委員会、中国発ECサイトTemuに2億ユーロの制裁金 違法商品の販売を放置

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欧州委員会は2026年5月28日、中国発のオンライン通販サイト「Temu」に対し、デジタルサービス法(DSA)違反で2億ユーロの制裁金を科したと発表した 。安全基準を満たさない玩具や電子機器などの違法および危険な商品の販売を適切に防げなかったことが理由である 。
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欧州委員会は中国系EC「Temu」に対して約320億円の制裁金を課すと発表した
(画像:ビジネス+IT)
 欧州委員会が19カ月にわたり実施した調査および覆面調査(ミステリーショッパー)により、Temu上で販売されている充電器の極めて高い割合が基本的な安全テストに不合格となった 。

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欧州委員会はTemuで販売されている商品の品質や安全性がEUの基準に達していないと判断した。
(図版:ビジネス+IT)

 また、乳幼児向け玩具の多くにも、窒息の危険をもたらす外れやすい部品や、基準値を超える有害な化学物質が含まれていることが判明した 。同委員会は、Temuが2024年に実施したリスク評価について、業界全体の一般的な情報に依存しており自社のサービスに特化した具体的な証拠を欠いていると指摘した 。

 さらに、消費者が違法商品に遭遇する頻度を著しく過小評価していたほか、推薦システムやインフルエンサーによるプロモーションが違法商品の拡散リスクを増幅させる可能性についても適切に評価されていなかったと判断した 。

 今回の制裁金は、欧州連合(EU)のデジタルサービス法(DSA)に基づくものとしては、昨年12月のX(旧Twitter)に対する1億2,000万ユーロの処分に続く2例目となる 。欧州委員会はTemuに対し、状況を是正するための行動計画を2026年8月28日までに提出するよう命じた 。

 この決定に対し、Temuの広報担当者は制裁金が不釣り合いであるとして決定への反対を表明している 。同社は、今回の処分が2024年時点での最初のDSA評価に基づくものであり、現在のコンプライアンス体制を反映していないと主張しつつ、あらゆる選択肢を視野に決定を慎重に見直していると述べた 。

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