• 2026/04/17 掲載

OpenAIがCodexを大幅刷新、PCを直接操作する汎用作業エージェントへ進化

複雑なコーディング処理能力と指示遵守能力が向上

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米OpenAIは2026年4月16日、AIコーディング支援ツール「Codex」のデスクトップアプリをアップデートし、PCを自律的に操作する新機能を追加した。画面認識によるマウスやキーボードの直接操作が可能となり、単なるコード生成から、複数のタスクをバックグラウンドで並行処理する汎用的な作業エージェントへと移行した。
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(画像:ビジネス+IT)
 米OpenAIは、コーディングエージェント「Codex」の機能を拡張し、ユーザーのPC上でアプリケーションを直接操作できる「computer use」機能を導入した。AIが自ら画面の表示内容を認識し、カーソルの移動やクリック、キーボード入力を実行する。これにより、外部連携用のAPIが用意されていないソフトウェアの操作や、ウェブブラウザ上でのフロントエンドのテスト作業などを自動化する。

 今回の刷新でCodexは、複数のAIエージェントをバックグラウンドで同時に稼働させる並列処理に対応した。開発者が別の作業を進めている間も、AIが独立してタスクを実行し続ける。数日間にわたる長期的なプロジェクトの進行状況を自律的に管理し、完了に向けたスケジュールを自ら調整する。統合されたダッシュボードを通じて、ユーザーは各エージェントの計画や実行状況を視覚的に確認できる。

 外部ツールとの連携機能も強化された。Codexのアプリ内にブラウザが組み込まれ、ウェブページ上で直接指示を出す環境が整った。同時に、JIRAやGitLab、Microsoft製品群、Slackなど、90種類以上の外部アプリケーションと連携するプラグインが追加された。加えて画像生成モデルを用いた素材作成機能も搭載され、ソフトウェア開発に必要な作業からプロジェクト管理までを単一のインターフェースで完結させる。

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【図版付き記事はこちら】OpenAIがCodexを大幅アップデート
OpenAIがCodexを大幅アップデート
(図版:ビジネス+IT)

 背後で稼働する大規模言語モデルは、最新の「GPT-5.4」シリーズなどへ統合され、コード生成時の推論の深さやコンテキストの処理能力が向上している。現在、Codexの週間アクティブユーザー数は300万人を超えており、その約半数がコーディング以外の業務自動化に同ツールを活用している。これに対応するため、OpenAIは企業向けの料金体系を見直し、APIのトークン消費量に基づく従量課金制を導入した。

 小規模なチームでも試験的な導入が容易になっている。アップデートされた各種機能は、ChatGPTアカウントでログインしたmacOS版のCodexデスクトップアプリユーザーに向けて同日より順次提供が始まった。Windows版アプリや、EUおよび英国市場への展開も予定されている。さらに、法人向けや教育機関向けのユーザーには、過去の作業文脈を記憶して動作を最適化するメモリ機能が追加される。

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