- 2026/05/14 掲載
メタが完全プライベートなAI機能「Incognito Chat」を発表、会話ログは一切残さず
この仕組みにより、会話データは処理が完了してユーザーがチャットセッションを終了した時点で端末およびサーバー上から即座に消去され、ログが一切残らない仕様を実現した。メタの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグは、この機能をエンドツーエンド暗号化(E2EE)の延長線上にあるものと位置づけ、同社を含めて誰も会話内容を読み取れない安全な環境であることを表明した。同社は、健康問題やローンの詳細、キャリアに関する相談など、極めてデリケートな情報を扱う場面で安心して利用できる手段として同機能を提供する。
本機能の導入の背景には、生成AIサービスにおけるデータプライバシーへの強い懸念がある。競合他社のサービスでは、サーバー上に保存された対話履歴に関連する訴訟が複数起きている。また、欧州のプライバシー保護団体NOYB(None of Your Business)が、AIモデル学習時のユーザーデータの扱いを巡りメタに対して法的措置の警告を発するなど、各国でIT大手のデータ収集に対する監視が強化されていた。メタは対話ログを保持しない本機能の展開により、AI活用とプライバシー保護の両立を図る。
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