• 2026/05/18 掲載

アップルは次期「iOS27」でSiriを独立アプリ化、チャット自動削除機能を導入へ

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米アップルは、次世代オペレーティングシステム「iOS27」において、音声アシスタント「Siri」を独立したアプリケーションとして刷新する。新しいSiriは対話型インターフェースを採用し、プライバシー保護のためにチャット履歴を自動削除する機能を搭載する。5月17日、米ブルームバーグをはじめとする複数のメディアが詳細を報じた。
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(画像:ビジネス+IT)
 アップルが開発を進める新しいSiriアプリは、コードネーム「Project Campos」と呼ばれ、従来の単発的な音声応答システムから、持続的な会話が可能な対話型AIへと移行する。ユーザーインターフェースは同社の「メッセージ」アプリに近い構造を採用し、スクロール可能な会話履歴の表示に対応する。入力方法は音声とテキストを切り替えることができ、ファイルのアップロードや画像を含んだWeb検索結果の提示をサポートする。アプリ起動時には、過去の会話履歴一覧を表示するグリッド画面か、新規チャット画面かをユーザーが選択する。

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【図版付き記事はこちら】
最大の特徴はチャット履歴の自動削除機能だ
(図版:ビジネス+IT)

 最大の特徴は、チャット履歴の自動削除機能だ。ユーザーは対話ログの保持期間を「30日」「1年」「無期限(削除しない)」の3つから指定する。競合他社のAIチャットボットで会話履歴が法的紛争の証拠として利用される事例が相次ぐ中、アップルはプライバシー保護を設定オプションではなく基本設計に組み込む。

 機能面では、画面上の情報を読み取るオンスクリーン認識や、複数のアプリをまたいだタスクの自動実行能力を備える。AIの処理能力を根本的に向上させるため、アップルは米グーグルと年間約10億ドル規模の複数年契約を2026年1月12日に締結した。これにより提供される1.2兆パラメータのカスタム「Gemini」モデルを、自社のプライバシー保護基盤「Private Cloud Compute」上で稼働させる。クラウド処理に加え、デバイス上でのタスク処理向けにGeminiモデルを軽量化して搭載する。さらに、iOS27には「Extensions」と呼ばれるシステムが導入され、ユーザーの要求に応じてクエリをChatGPTやClaudeなど他社モデルへルーティングする。

 この大幅な刷新は2段階で展開される。2026年春のiOS26.4でオンスクリーン認識やコンテキスト理解などの基本機能が先行提供され、同年9月のiOS 27で完全な対話型AIアプリが実装される。新しいSiriの全貌は2026年6月8日開幕のWWDC2026で発表される。ただし、開発自体に約2年の遅れが生じている影響から、iOS27でのリリース時点でもSiriには引き続き「ベータ版」のラベルが維持される。

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