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- 2026/10/09 06:10 掲載
「設計図どおりはオリジナルじゃない」…『マクロス』河森正治の原点の玩具と秘境体験
河森正治氏のインタビューシリーズ(第3回)
東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダのMcGill大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティングを経て、バンダイナムコスタジオでカナダ、マレーシアにてゲーム開発会社・アート会社を新規設立。2016年からブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、日本コンテンツ(カードゲーム、アニメ、ゲーム、プロレス、音楽、イベント)の海外展開を担当する。早稲田大学ビジネススクール非常勤講師、シンガポール南洋工科大学非常勤講師も歴任。2021年7月にエンタメの経済圏創出と再現性を追求する株式会社Re entertainmentを設立し、大学での研究と経営コンサルティングを行っている。『推しエコノミー「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』(日経BP)、『オタク経済圏創世記』(日経BP)、『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHPビジネス新書)など著書多数。
第2回はこちら(この記事は第3回です)
河森正治が作った"デカルチャー"の正体
――河森さんの作品では「デカルチャー」という言葉がよく登場します。これは英語ですか?河森正治(以下、河森)氏:いや、造語です。De(反)+Cultureで、文化の対義語なんですが、文化的に衝撃を受けた時の感動を伝えるために、僕が作った言葉です(注1)。
――今回の河森さんのインタビューシリーズ第1回、第2回では、学生時代から既成概念にとらわれず企画を生み出してきた河森さんの歩みを伺いました。そうした発想の原点となった「デカルチャー」体験が、幼少期にあったのでしょうか?
河森氏:1960年に富山県の山奥の越中五箇山(ごかやま)に生まれて、3歳まで日本三大秘境の1つみたいなところにいました。そのあと、横浜に引っ越した時のことは、はっきり覚えています。
蒸気機関車や電車、船があり、初めて「テクノロジー文明に接触した」瞬間です。機械で出来上がった世界を見るのが、とんでもなく面白かった。このデカルチャー体験が、僕の原点ですね。
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