新規会員登録再開のお知らせ

新規会員登録を9月14日9:30より再開いたしました。ログアウト状態になっている方はお手数ですが再度ログインをお願いいたします。

  • 会員限定
  • 2026/10/09 06:10 掲載

「設計図どおりはオリジナルじゃない」…『マクロス』河森正治の原点の玩具と秘境体験

河森正治氏のインタビューシリーズ(第3回)

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
『超時空要塞マクロス』で、戦闘機から人型ロボットへ姿を変える「完全変形」メカを生み出し、アニメや玩具、音楽などの枠を越えて創作を続けてきた河森正治氏。既存の作品をなぞらず、「オリジナル」にこだわる発想は、どのように育まれたのか。その原点をたどると、山深い富山から横浜へ移り、初めて機械文明に触れた3歳の記憶や、生まれ育った土地の高低差、父親から与えられた一風変わった玩具が見えてくる。今回は、河森氏の世界の捉え方と創造性を形作った、幼少期から「スタジオぬえ」時代までの体験を聞いた。
聞き手・執筆:エンタメ社会学者 中山 淳雄

エンタメ社会学者 中山 淳雄

東京大学大学院修了(社会学専攻)。カナダのMcGill大学MBA修了。リクルートスタッフィング、DeNA、デロイトトーマツコンサルティングを経て、バンダイナムコスタジオでカナダ、マレーシアにてゲーム開発会社・アート会社を新規設立。2016年からブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、日本コンテンツ(カードゲーム、アニメ、ゲーム、プロレス、音楽、イベント)の海外展開を担当する。早稲田大学ビジネススクール非常勤講師、シンガポール南洋工科大学非常勤講師も歴任。2021年7月にエンタメの経済圏創出と再現性を追求する株式会社Re entertainmentを設立し、大学での研究と経営コンサルティングを行っている。『推しエコノミー「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』(日経BP)、『オタク経済圏創世記』(日経BP)、『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』(PHPビジネス新書)など著書多数。

「設計図どおりはオリジナルじゃない」…『マクロス』河森正治の原点の玩具と秘境体験の画像
3歳で富山から横浜へ、文明に"感電"した少年が『マクロス』を生むまでの軌跡をたどる

河森正治が作った"デカルチャー"の正体

――河森さんの作品では「デカルチャー」という言葉がよく登場します。これは英語ですか?

河森正治(以下、河森)氏:いや、造語です。De(反)+Cultureで、文化の対義語なんですが、文化的に衝撃を受けた時の感動を伝えるために、僕が作った言葉です(注1)。

――今回の河森さんのインタビューシリーズ第1回、第2回では、学生時代から既成概念にとらわれず企画を生み出してきた河森さんの歩みを伺いました。そうした発想の原点となった「デカルチャー」体験が、幼少期にあったのでしょうか?

河森氏:1960年に富山県の山奥の越中五箇山(ごかやま)に生まれて、3歳まで日本三大秘境の1つみたいなところにいました。そのあと、横浜に引っ越した時のことは、はっきり覚えています。

 蒸気機関車や電車、船があり、初めて「テクノロジー文明に接触した」瞬間です。機械で出来上がった世界を見るのが、とんでもなく面白かった。このデカルチャー体験が、僕の原点ですね。

注1:デカルチャー:『超時空要塞マクロス』シリーズで、自文化に対してあまりに異質な他文化に接した時に、思わず漏れてしまう驚愕の言葉。
編集部おすすめ動画

河森氏の原風景が生み出した「見下ろす構図」

――「機械」への特別な思い入れが、3歳のデカルチャーから始まっているのですね。生まれ育った環境って、その後の創作に影響しますよね。

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

【次ページ】行方不明で警察沙汰…独立心が強すぎた少年時代
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報が
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

「」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報が
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像