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  • 2026/09/29 09:32 掲載

米AMDがワールド・ラボを約1兆2,900億円で買収、全額株式 3D空間を生成するAIを開発

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米AMDは、3D空間を生成・再現するAIモデルを開発する米ワールド・ラボを約82億ドル(約1兆2,900億円)で買収すると発表した。対価は全額を株式で支払い、2026年末までの完了を見込む。ワールド・ラボを率いるフェイフェイ・リー氏は、買収完了後にAMDのチーフサイエンティストに就く。
米AMDがワールド・ラボを約1兆2,900億円で買収、全額株式 3D空間を生成するAIを開発の画像
米AMDがワールド・ラボの買収を発表
(出典:AMD)
 米AMDは米国時間9月28日、AI研究企業の米ワールド・ラボを約82億ドル(約1兆2,900億円)で買収することで最終合意したと発表した。対価はすべてAMDの株式で支払う。規制当局の承認などを前提に、2026年末までの買収完了を見込んでいる。

 ワールド・ラボはサンフランシスコに本社を置き、テキストや画像、動画から、操作できる3D環境を生成・再構築・シミュレーションする「空間知能」モデルを開発している。ロボットの学習やシミュレーションの技術も手がける。3D世界を生成する製品「Marble」を提供しており、2026年2月にはAMDやエヌビディア、オートデスクなどから10億ドル(約1,570億円)を調達していた。

 買収完了後、ワールド・ラボの共同創業者でCEOのフェイフェイ・リー氏は、AMDのエグゼクティブバイスプレジデント兼チーフサイエンティストに就任し、リサ・スー会長兼CEOの直属となる。ワールド・ラボのチームは、引き続きAIモデルの研究に取り組むという。

 AMDは、推論やロボティクス、シミュレーション、フィジカルAIといった領域で、AIモデルの処理内容がどう変わっていくかを研究の現場から把握したい考えだ。モデル研究とシステム、計算基盤の開発を密接に連携させ、次世代AI向けのハードウェアやソフトウェア、システムの開発に生かすとしている。

 スー氏は「次世代のAIに向けたコンピューティング基盤を築くには、モデルがどのように進化しているかを深く理解する必要がある。フェイフェイとワールド・ラボのチームは、卓越した研究の指導力をもたらしてくれる」とコメントした。リー氏も「AMDに加わることで、私たちのチームは研究を加速させ、次の時代のAIに必要なインフラを形づくるための資源と技術の厚みを得られる」と述べている。

 AMDはAI分野での攻勢を強めており、7月には米アンソロピックとの戦略提携で最大50億ドル(約7,850億円)の出資を発表している。今回の買収により、AIモデルの研究組織そのものを傘下に収めることになる。

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