- 2026/10/01 03:24 掲載
米HPEがAMD「Helios」初受注、Vultrから12億ドル AIラック72GPUを米データセンターへ
Vultrは自社を「世界最大の非上場クラウドインフラ企業」としている。HPEとAMDは、企業などからのAIの学習・推論需要にVultrが応えられるよう支援する。
Heliosは、AMDが兆単位のパラメータを持つモデルの学習や大量の推論処理に向けて設計した高密度システムだ。1ラックにGPU「AMD Instinct MI455X」を72基搭載し、CPU「AMD EPYC」(開発コード名Venice)、AI向けネットワークカード「AMD Pensando Vulcano」、ソフトウェア基盤「AMD ROCm」を組み合わせる。イーサネット上でUALinkを使う「UALoE」にも対応する。
HPEは1ラックあたり6台のスケールアップ用イーサネットスイッチ「HPE Juniper Networking QFX5252」を組み込み、72基のGPUを標準規格のイーサネットで高帯域・低遅延に接続する。HPEは、独自仕様に頼らないオープンな構成である点を強調している。
HPEのアントニオ・ネリ社長兼CEOは「AIは史上最大のインフラ構築を促しており、AMD、Vultrとともに、AIの次の段階を加速するオープンな基盤を築いている」とコメントした。VultrのJ.J.カードウェルCEOも「高性能なAIインフラへの需要は供給能力を上回り続けている」と述べた。
HPEは同日、投資家向け説明会「Networking Investor Day」を開き、ネットワーク事業の中期目標を示した。データセンター向けネットワークの売上高は、2029会計年度まで年平均で50%台の成長を見込む。ジュニパー買収によるコスト削減効果も、従来の「少なくとも6億ドル」から、2028会計年度末までに年間8億ドル(約1,260億円)へ引き上げた。
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