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- 2026/10/29 10:45 掲載
FuriosaAI、評価額29億ドルに…6億2,000万ドル調達の推論チップ「RNGD」の強みとは?
投資家には、シスコ・インベストメンツ、Infinitum、Jericho Capital、NeoFort Holding、QUDA Capital、Worldline Capitalなどが名を連ねた。韓国の国家成長ファンドは3,700億ウォン(約2億8,000万ドル、約440億円)を出資した。韓国輸出入銀行などが新たに加わったほか、NAVERベンチャーズやKDBキャピタルといった既存の投資家も再び出資したという。
RNGDは推論に特化したチップで、180ワットの空冷PCIeカードとして提供する。8枚を搭載する「NXT RNGD Server」は4Uサイズで消費電力は3キロワット、FP8で4ペタFLOPS、HBM3を384GB備える。冷却設備を改修せずに、企業が持つラックや電力枠に収められる設計だとしている。同社は、エヌビディアのRTX PRO 6000とカード数が同じなら処理性能は同等で、1キロワットあたり2倍のユーザーに対応できると説明している。
RNGDの量産は2026年1月に始まった。今年は2万枚を生産し、2027年はメモリーと製造枠を確保済みで、2倍超にするとしている。顧客では、サムスンSDSがRNGDを使ったNPUのサービスを始めたほか、LGグループ各社がオンプレミスのハイブリッドクラウド環境に導入を進めている。
調達資金は、RNGDの生産と展開の拡大、第3世代チップの開発に充てる。第3世代はブロードコムなどと開発中で、2ナノメートルのマルチダイ設計とHBM4/4Eメモリーを採用する。大規模クラスターで動く先端のエージェント型AIの処理を想定しているという。
投資家のInfinitumで最高投資責任者を務めるジョン・イェティモグル氏は、サムスンSDSやLGグループといった有力企業での本番導入を確保した点を挙げ、RNGDの世界展開と第3世代の計画に強い確信があると評価している。
では、メタの買収提案を断ったとされる新興企業は、なぜここまで評価額を押し上げられたのか。背景には、交渉が決裂した理由をめぐる報道と、調達額が事前の報道を上回った経緯、そして上場をめぐる観測がある。
・メタの8億ドル提案を断った理由とされる「価格以外の溝」
・事前報道の3億~5億ドルを上回った、調達額の膨らんだ経緯
・2027年にも、とされる上場観測の中身
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