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  • 2009/08/17

関西流ベタベタIT商法の挑戦53~ニッチな市場でメジャーになる

関西商魂 代表 中森勇人

電子カルテや自動受付システムなど、IT化が進む医療業界。従来からのメーカーに加え他業種からの新規参入組が入り乱れ、企業間競争は激化している。そんな中、低価格、高機能を掲げ注目を浴びている企業がある。新大阪に本社を構えるユーズテックは社員数11名という小さな会社であるが、業界初の過般型DICOMストレージ装置(従来のDVDに比べ40倍の容量)の商品化に成功するなど、大手企業に負けない技術力を発揮している。

紙切れ一枚でコスト削減

 ケチケチの第二は専門の営業部隊を持たないこと。病院への営業は医療機器メーカーや商社が行い、製作をユーズテックが担当するという形態をとっている。
「医療系のITシステムと一口に言っても病院によって異なった運用がなされています。メーカーや商社の扱う機器で対応しきれないことも多く、これらを私たちの装置やシステムでカバーすることで、うまくパートナーシップをとっています。リスクが大きい営業コストがかからない分、価格の引き下げをおこなうことができるわけです」。
 さらに担当者は仕様打ち合わせから見積り、発注、製造から納品まで一人でこなす。しかし、ここで問題になるのが製造コストの管理。限られた予算の中で全てを収めなければ利益を出すことはできない。そこで登場するのがケチケチの第三、ムダ時間の削減となる。
 ユーズテックでは業務週報を社員が毎日つけ、社長がチェックしている。週報には外注費や材料費、人件費だけでなく事務所の賃料、間接費などの固定費を含んだ原価の報告が義務づけられている。特に固定費に関しては、社員の作業時間の1.4倍を加算して実質コストとすることで、ムダ時間の監視と削減を実施している。

 「IT関連の会社が随分アナログな方法でコスト管理をしていると思われるかも知れませんが、この紙切れ一枚の存在が侮れません。週報に書かれている数字は会社の経常利益と直結したものになるので、非常にシンプルで正確、しかも費用がかからないコスト管理方法になっています」。
一時は会社存亡の危機に見舞われたこともあるユーズテックだが、ケチケチ戦法を徹底することで黒字経営に転換。中村社長は各社が公告宣伝費を削減する今がチャンスと、積極的に見本市に出展し、東京営業所を開設するなど先行投資を行っている。

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