日本テラデータは5日、並列処理(MPP)が可能なDWHの最上位機種「Teradata Active Enterprise Data Warehouse 5600(以下、Teradata 5600)」とエントリーレベルの「Teradata Data Warehouse Appliance 2580(以下、Teradata 2580)」を発表した。本日より販売および出荷を開始する。
Teradata 5600では、旧世代の製品で構築されたシステムへの追加・拡張を意識した「C」モデルと、よりハイパフォーマンスな「H」モデルの2つを用意。CモデルはIntel NehalemクアッドコアXeonプロセッサを1つ搭載し、Hモデルは2つ搭載している。どちらのモデルも従来のTeradata Active Enterprise Data Warehouse 5555(以下、Teradata 5555)と比べ 1.5倍のメモリーを搭載、ストレージも従来に比べ約30%パフォーマンスを改善。さらに MPPシステム内のノード間の通信を実現するネットワーク・バスであるBYNETを改良し、従来に比べ、約2.5倍のデータ転送を可能にしているという。
Teradata 2580は、Intel NehalemクアッドコアXeonプロセッサを採用し、従来モデルのTeradata Data Warehouse Appliance 2555と比べて3倍のメモリーを搭載するが可能になった。また、300GBのドライブと450GBのドライブに加え、今回新たに1TBドライブが選択できるようになり、収容量が約2倍になった。これにより、2TBから最大517TBのユーザーデータ領域がサポートされる。