- 2010/03/05 掲載
大日本印刷、ワンタイムパスワードが表示できるキャッシュカードを開発
今回、DNPではICチップや磁気ストライプ部との重なりをなくした小型のOTPの生成および表示機器を開発。キャッシュカードの券面上にOTPを表示することを可能とした。さらに、本カードではJIS X 6305シリーズおよびISO/IEC 10373シリーズによる耐久実験を実施。「曲げ試験」や「ねじれ試験」などの試験をクリアし、キャッシュカードとしての耐久性も併せ持っているという。
カードサイズは、85.6×54.0×厚さ0.76mm。磁気ストライプはJIS I 型およびJIS I I 型、表示文字数は数字6桁から8桁、アルゴリズム:認証技術標準化団体のOATH準拠(イベント型、ボタンを押すたびにパスワードを表示する)、表示回数は1万回以上。
目標価格は、磁気カードタイプで1枚約1,000円(税抜、10万枚発行時)、接触ICカードタイプの場合は200円程度加わるという。
DNPでは今後、銀行や保険会社、インターネット証券会社などの金融機関向けに販促するとともに、オンラインゲーム分野などの市場開拓に取り組むという。2012年度までに5億円の売上を目指す。

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