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- 2006/09/29 掲載
【特集】企業インフラとなったデータセンター活用のポイント
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図 データセンターの利用目的
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社内業務システムでも、通常営業時間内だけ稼働していればいいというものではなくなっている。企業のIT化が進み、そしてそのシステム上での業務に慣れてきた現在は、システムが常に稼働していることを前提に業務が遂行されている。システムが使えないことは現場にとって想定外の事故であり、たとえば営業時間外に突然電話が使えなくなってしまうのと同じ状況である。
また、システムメンテナンスとして、休日にシステムを停止することが行われるが、これも問題になりがちだ。ECを中心にビジネススピードは加速しており、実際は、土日出勤や残業、自宅からの作業などが行われていることが多々ある。だいたいは切羽詰まった状況であり、そのような時間帯にシステムが停止してしまうのは現場からしてみればかなり致命的である。もちろん、これまで土日出勤を強いられてきたシステム管理者の負担も軽視できない。
さらに最近の大きな動きは、システム運用の見直しである。個人情報保護、企業統制の流れを受け、システムがどこでどのように動かしているか、経営者は把握しなければならない。連続稼働だけでは不十分だ。
また、その将来への事業継続性、つまり、そのシステム運用方法の正当性も第三者に述べられる状態にしておかなければならない。ところが、社内を確認すると、インフラとして定着し影の薄い存在となっているシステムほど、とんでもない管理状態になっていたということは多々ある。
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